【重要指名手配】「八田與一よ 隠れるな、今すぐ出頭するんだ」大分県警が新たに動画を公開 『別府ひき逃げ事件』容疑者の目撃情報6000件超も、いまだ逃走中…続く遺族の訴え「これは『殺人』であって、ただの『ひき逃げ』じゃない」
「これは完全な殺人」と遺族の悲痛な訴え…ひき逃げ事件初の『重要指名手配』
事件発生から1年以上が経った2023年9月、警視庁は八田容疑者をひき逃げ事件としては初となる『重要指名手配』に指定。懸賞金は最大800万円で、全国から情報提供を呼びかけています。 また、遺族や友人たちも早期解決を願う『別府願う会』を設立し、街頭やSNSを通じ、懸命に情報提供を呼びかけています。
こうした中、事件発生から2年が経った2024年6月、遺族側が警察へ要望書を提出。求めたのは、八田容疑者の捜査容疑を『ひき逃げ』から時効のない『殺人罪』へ切り替えることでした。
-(遺族のコメント/2024年6月) -「一体いつまで、私たちは八田與一を追い続けるのだろう。終わりの見えないこの苦しい活動を、いつまで続けなければいけないのだろう。どうかお願いです。『救護義務違反』ではなく、時効のない『殺人罪と殺人未遂罪』に早く切り替えて、全国での全力捜査・事件の早期解決を望みます」
(亡くなった大学生の父親) 「これは『殺人』であって、ただの『ひき逃げ』じゃない。凶器を車に変えただけで、これは完全な殺人だと、ずっと主張してきました」 事件は、『ひき逃げ』ではなく『殺人』―遺族の悲痛な訴えの背景には、事件があったあの日、もう片方のバイクに乗っていた男子大学生の重要な証言がありました。
『意図的に追突した可能性』捜査関係者が示唆する背景に、ケガをした大学生の『重要証言』
(被害に遭った大学生) 「八田がスピーカーですごく大きな音を鳴らしていて、それをちょっと不審に思った(亡くなった)彼が八田を少し見た。それにカッとなったかわからないが、(八田容疑者が)言いがかりをつけてきて…」
トラブルが起きたのは、ひき逃げ現場から約370m離れた商業施設の駐輪場。 (被害に遭った大学生) 「15~30秒ぐらいの、すごく短いやり取りだったと思います」 亡くなった大学生は、その場で八田容疑者に謝罪。友人と一緒に、バイクで商業施設をあとにしました。
(被害に遭った大学生) 「僕がすごく覚えているのは、アクセルをすごく踏む音がして、バイクのミラーで『これ、何かおかしいな』と思ってパッと見たら、もうヘッドライトがすぐ近くまで来ていて、『ヤバい』と思って、一緒にいた彼に伝えなければと思って彼のほうを見たら、もうその瞬間には突っ込まれて…最後に目が合って、それが最期でした」
【関連記事】
- 【事件の詳細】『おい、八田!必ず捕まえてやる』大学生を死亡させた重要指名手配犯・八田與一容疑者、事故のシミュレーションから見えた“意思”『これは、凶器を車に変えただけの殺人事件』
- 【独自解説】“声を挙げた人”を保護する『公益通報者保護法』、死亡した元幹部職員には適用されず…なぜ守れなかったのか?兵庫県・斎藤元彦知事が下した“不適切な判断”を専門家が指摘
- 【ナゼ?】ニックネームは“殿” 「じゃこ天・貧乏くさい」発言で物議の秋田県・佐竹知事がまたもや「貧乏」発言!知事「つい…バカだな、うん、いっつもだ」と謝罪
- 【独自解説】新型コロナは「5類になっても“ただの風邪”ではない」脱水症状で命のリスクも…共通点多い『熱中症』との見分け方とは?死者数はインフルの20倍超、知っておきたいコロナの怖さと対策法
- 【独自解説】最悪白紙の可能性も…2030年秋の開業を目指す大阪・夢洲の統合型リゾート「IR」の計画に暗雲?問題の背景にある「万博」と「解除権」