飯田・中央公園で「丘の街キッチンカーフェス」 25店が多彩な料理販売
「丘の街キッチンカーフェスティバル」が12月8日、中央公園(飯田市東和町)と同園多目的広場で初めて開催された。(飯田経済新聞) 【写真】駄菓子販売のキッチンカーも登場 当日は、朝から雪が舞う天気の中での準備となり不安視されたが昼ごろには青空が広がり、多くの家族連れや若者が会場を訪れた。 同会場には、市内から12店と県内各地から参加した車両を含め25店のキッチンカーが集結した。各店舗が販売する多彩なグルメが並び、来場者はカレーやクレープ、グリルチキンなど、バラエティーに富んだメニューを楽しんだ。 キッチンカーの周りで料理を選ぶ人々や、特設ステージでは地元ダンスチームのパフォーマンスが行われ、子どもたちがダンサーと一緒に踊る姿も見られた。雪の残る空の下で熱々の料理を手に笑顔を見せる来場者の姿もあった。 実行委員長の菅沼文昭さんは「朝は雪の中で準備を進め、どうなることかと思ったが、多くの人に来てもらえてうれしい。飯田市内のキッチンカーを中心に県内各地から多様な出店があり、多くの人が楽しんでくれた。キッチンカーを活用した経済支援や人材不足など、業界の課題も知ってもらう機会になれば」と話す。リニア開業を見据え、「若い人にも地域の未来や政治に関心を持ってほしい」と期待を込めた。 菅沼さんは「キッチンカーが主役のイベントを冬の風物詩として定着させたい。地域の人々が気軽に集まり、語り合える場にしていきたい」と意気込みを話す。
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