電気グルーヴ作品の出荷・配信停止に反対 発起人ら会見(全文2)不快感に公共性はない
違法アップロードを促す可能性も
宮台:【ダースさん 00:31:13】ね、1回発表されて市場に出回っている作品、あるいは作品アーカイブスがパブリックドメインだっていう話をしていただくといいと思いますね。 ダースレイダー:特に長年のファンの方はCDとかを持っている。そういった人たちが今回の事態を受けて、妙に優越感的なマウンティングをしていたり、僕らの時代はこれが聞けたんだぞみたいな、それは非常に不公平な時代だなと思っています。石野卓球さんがTwitterで非常に活発な活動をして、初めて存在を知ったというね。これも僕的にはどうかしているかなと思いますけれども、そういった方がいた場合、じゃあどんな人なのかっていう表現を聞いたときに、140文字のTwitterでしか味わえないのであれば非常にもったいないと思います。 かつ作品自体は先ほど僕も言ったように、その人本人と強固に結びつければつけるほど、ゴッホやモーツアルトの作品は享受できなくなりますから、そういった意味では独立したものとして味わい、そしてじゃあとんでもないやつだと怒っている人がいるとすれば、そんなとんでもないやつが作ったものはなんなのかっていうのもぜひ聞いてみるのがいいかなと思っております。 そういった意味で、発表された作品というのは管理しているのは今回ソニーさんが管理していますが、基本的には発表された作品というのはパブリックドメイン的なものであり、ただし同時に資本主義界でビジネスとしてやっている以上、誰かがそれを管理していますということに過ぎないという構えで、作品にはぜひ接してほしいと思います。 なので、先ほどメルカリとかで、出しちゃいましたけど名前。高価転売されているという事態はむしろこれは不健全であり、さらに言うと、もし長いこと出荷停止を続ければ続けるほど、違法アップロード等が推奨されてしまう可能性もあり、これは非常に社会にとっての影響を鑑みるといかがなものなのかなという意味では、社会的影響を考慮するに当たっては、なるべく早く作品の出荷停止を撤回したほうがいいと僕は思います。 読売新聞:その他の方はどうでしょう。幹事社以外の方もお願いします。どうぞ。手前の男性の方。 【書き起こし】電気グルーヴ作品の出荷・配信停止に反対 発起人ら会見 全文3に続く