阿部監督に“アピール失敗”…巨人、1軍でチャンスを掴めなかった選手(3)阿部監督からも「苦言」で
プロ野球の世界では、一軍への生き残りをかけて激しい競争が繰り広げられている。ファームでは好成績を残していても、上で目立った活躍ができなければ、二軍再降格が命じられることとなる。ここでは、今季一軍での出場機会を得るも、チャンスを掴めなかった読売ジャイアンツの選手を紹介したい。(※今季成績は9月22日時点)
松井颯
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/83kg ・生年月日:2000年9月14日 ・経歴:花咲徳栄高 - 明星大 ・ドラフト:2022年育成選手ドラフト1位 ルーキーイヤーの昨季はイースタン・リーグ最多勝に輝いた松井颯。今季はリリーフとして開幕一軍入りも、結果を残せずわずか2試合の登板で二軍降格を命じられた。 明星大から2022年育成選手ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。プロ1年目は5月に早くも支配下登録を勝ち取り、一軍デビュー戦でプロ初勝利を挙げた。 同年は最終的に8試合の一軍登板にとどまったが、二軍では16試合登板、8勝2敗、防御率2.04の好成績をマーク。 今季は中継ぎで開幕一軍スタートを切ったが、シーズン初登板となった3月31日の阪神戦では、小幡竜平に2ラン本塁打を被弾した。 さらに、4月6日のDeNA戦では、2死満塁の場面からマウンドに上がるも、2者連続で押し出し四球を献上。阿部慎之助監督からも苦言を呈され、翌日に一軍登録を抹消された。 その後も状態が上がらず、一時は三軍降格を経験。8月から再び二軍のマウンドに上がっているが、ここまで13試合登板、2勝5敗、防御率4.19とファームでも目立つ数字を残せていない。
ベースボールチャンネル編集部