日本株5月に始まる大反転…!「買っていい株」と「買ってはいけない株」をプロがきれいに仕分けして浮かび上がった「珠玉の13銘柄」を一挙公開する!
「5月売り」の逆境にチャンスが潜んでいる…
5月は「セル・イン・メイ」(株を売れ! )と言われるが、この「投資格言」は少なくとも過去10年はまったく当てはまらなかった。 【一挙公開】勝率90%以上…買っていい「13銘柄」はこちら! 前編「「セル・イン・メイ(5月は売れ! )」はウソだった…! プロが分析して見えた! 「乱調相場」に潜む「ビッグ・チャンス」の意外すぎる真実」で見てきたように、直近の10年間を分析すると、むしろ5月は「バイ・イン・メイ」(株を買え! )である。 これはあくまでアノマリーとしての結果であり、なぜ直近10年間に5月の日本株が強くなっているのかの明確な原因は分からない。今年の5月もこの法則に従って上がるという根拠もまったく存在しない。 ただし、8割という勝率は無視できないほどに強い数字であるため、5月を株式投資の好機ととらえて銘柄選択をしていくのは悪くないかもしれない。 そこで、今回はこの結果を踏まえてシンプルな投資アイデアを考えてみたい。
5月に「保険業が好調だったワケ」
まず、個別銘柄を抽出する前に、5月の業種の動きについて概観しておく。過去10年が直近の強い5月の動きを表しているという前提で、その強さを牽引していたのは一体どのような業種であったのかを計測する。 結果としては、勝率が100%の業種は存在しなかったが、勝率80%の業種が8業種も該当したため、平均騰落率の降順で表示したのが以下の表である。 図:過去10年間の5月の勝率が80%の業種 特に景気敏感やディフェンシブといった特性の偏りがあるわけではないが、強いて言えばその他製品、精密機器、電気機器、化学などの製造業が多く含まれているといった点だろうか。 過去10年のうちの後半は、コロナ・ショック時を除いて円安傾向が継続していたことが関係しているのかもしれない。特に、米国のインフレ進行に伴う引き締め政策と、日本の金融緩和政策の継続が前提となって金利差が拡大していたため、本決算発表後もその後のさらなる円安のプラス効果を織り込みやすかったのかもしれない。そう考えれば、保険業が5月に上位に来ることも一応の整合性はありそうだ。
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