REGZA製品が6か月ぶりに首位、チューナーレスはXiaomi参入で緩やかに増加、24年8月の液晶テレビ市場【BCNランキング】
2024年8月の液晶テレビのシリーズ別販売台数ランキングは、TVS REGZAの「40V35N」が首位を獲得。4月から7月まで4か月連続1位だったシャープの「2T-C32DE」を逆転した。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から24年8月の液晶テレビ市場を振り返る。 【写真ギャラリー】 TVS REGZAの「40V35N」は24年2月発売のV35Nシリーズのフルハイビジョン対応40型モデルだ。4月に初めてTOP10に入ってからはTOP5を維持。前月3位に浮上すると、その勢いのまま首位に躍り出た。 液晶テレビ市場は手頃な32型の製品がランキングで首位を獲得することが多い。40型以上の製品が首位を獲得するのは23年9月以来、11か月ぶりとなる。 そのほか、TVS REGZAは「32V35N」や「32S24」など、合計5製品がTOP10入りした。 メーカー別販売台数シェアはTVS REGZAが28.3%で首位を獲得した。2位のシャープは21.2%で、両社の差は7.1ポイントとなった。 TCL Corporationは9.4%で4位を維持。2か月連続でソニーを上回った。 液晶テレビ市場でにわかに注目を集めているチューナレステレビ。市場全体における販売台数構成比は24年8月時点で2.4%と、まだまだ存在感は小さい。しかし、昨年末からのXiaomiの本格参入などもあり、構成比は緩やかに増加しつつある。 *「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースです。