就活と研究、両立が難しい…「ガクチカ」どうする? 理系の学生の悩みは
結局、強みは研究…?
研究室の周りの学生がまだ取り組んでいない頃から始めた就活でしたが、エントリーシート(ES)の書き方について、悩んだこともあったといいます。 「まずESを書くときに、『結局、研究しかしてなくない?』と思いました。『研究って学校でやっている勉強にすぎないし…それをガクチカ(学生時代に力を入れたこと)に書くってどうなの?』と思っていました」 企業を調べたり、試行錯誤しながらESを書くうちに、男性は「やっぱり理系の強みは研究」だと感じたといいます。 「それでも、ただ『研究をしていました』とESに書くのではなく、研究から『論理的思考力が身についた』『物事をわかりやすく言語化する力がついた』という書き方をしました。そこが企業側が求める人物像と合ったのだと感じています」 理系学生の就活は、スタート時期や研究との両立、ESの書き方など悩むこともたくさんあります。 男性は「就活も研究もそうですが、早めに準備を進めることが奏功したと思います。就活のために休みやすい研究室もあれば、そうでないところもあります。自分の研究の進め方を前もって考えながら動くといいと思います。また、就活や研究に対するスケジュール感を指導教官とすり合わせるのも大切だと感じました」と話しています。 <体験談お寄せください> 新企画「就活しんどかったけど……」では、コロナ禍で変化もあった就活の「いま」を見つめ直し、よりよいあり方を探っていきます。 大学在学中、または入社3年目くらいの方、就活の体験を聞かせていただけませんか? 取材に協力していただける方は、こちらのフォーム(https://forms.gle/yKTLpDZUaCASevmA6)からご連絡ください。