「ストレス食い」は人間関係のストレスが原因!その原因と対処法を専門家が解説!
「日々のストレスや、言いたいことを抑え込むことで、無意識に食べ物に頼ることが多くなることがあります」とヘルスコーチのAYUMIさん。ここでは本音を言えずに溜め込んだストレスが過食に繋がる理由と、その対処法についてご紹介! 【写真】ストレスによる食べ過ぎを予防する7の方法 ▼AYUMI NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。
対人関係であなたの本音度は何%?
あなたは1日の中で、上司、部下、同僚、家族、友達に何%本音で話しをしていますか? 本音とは、嘘偽りのない、ふとした会話や相手や自分の行動で感じた、本当の気持ちのこと。本音度が50%を切る場合、もしくは1日の中で相手に伝える自分の本音度が低ければ低いほど、あなたの感情は抑圧されていることになります。感情の抑圧とは、本当はこうしたい、こうして欲しいという欲求、物事に対する怒りや悲しみの感情、記憶などを無意識に押さえつけようとすること。そんな風に思ってはいけない、前向きに考えよう、忘れてしまおう、円満に終わらせようと感情に蓋をしたり、見ないようにしたり、一般的に不快なことに対して意識しないようにすることです。
本音を言えない、苦痛な感情や思考を抑えるために過食がはじまる
過食が引き起こる原因は、食べ物だけに問題があるのではありません。疲れている時、ストレスを感じている時、面白くない時、退屈している時、私たちは食べ物を使って、その状況に対処しようとします。特に、本音が言えない状況は、社会的つながりが薄く、人間関係で満足度が低い可能性があります。人間関係から得られない満足度を補うために、カリカリしたスナック、甘いおやつ、アルコールを飲むのです。 ▼本音を言わないことから始まる、感情的な過食とは? 感情的な食事とは、ストレス、不安、イライラ、恐れ、退屈、孤独などの否定的な感情を抑えたり和らげようとして食べることを言います。これはお腹が空いているわけではなく、『感情に反応して食べる』行為で、身体的な空腹とは関係ありません。嫌な気分から逃げたり、忘れようとして食べることでそれを補おうとしています。気分を変えよう、良い気分になりたい!と思って食べるので、それらが得られるまで食べ続けることになります。身体的な空腹はお腹が栄養で満たされると満足して食べることをやめることができますが、本音を言えていないというストレスからくる感情的な食事は、〝何かが満たされるまで〟食べることになるので食べ過ぎになります。そしてその何か、は食べることでは得られないので、食べ続ける、飲み続けることになります。
感情を管理することが過食改善になります
『過食しないために本音を言えるようになりましょう!』と言うのは簡単ですが、実行するのは難しいことを私は理解しています。人間関係は、相手がいるもので、自分の期待とは違う反応をされたとき、また感情的になる場合もあります。誰かと関わっていきていく世界で、どんな人にも本音を言えるようになることはもちろん良いことですが、その前に自分の感情を管理するスキルを身につけた方が、早く過食を抑えることにつながります。