東京・小池知事が「緊急事態宣言」受け会見(全文1)制限対象施設は10日発表へ
だらだら続くと経済にマイナス
そしてその目的は何かというと、やはり命を守ることであると、このように当然のことながら考えます。そのためには何かというと、感染症の拡大をいかにして防止をし、かつ抑制をし、緩和していくかというのが大きな目的でございますので、そのために東京都としてどういう形でこの感染の拡大を防止するか、最も有効な方法はなんなのかということを鑑みながら、事業それぞれございますけれども、それを分けていくということで国と調整をしていきたいと考えております。 目的が何か。このことが最大のポイントになろうかと思います。命を守ることだと思います。そして、それを集中的に行わないと、結局だらだらと続くことが経済にとっても結果的にはマイナスになると、こういうふうに考えております。じゃあ多羅尾さん。
分かりやすい示し方や理由を整理中
多羅尾:昨日もお示ししたと思いますけど、緊急事態措置の対象となる施設は大きく3つのカテゴリーに分けられます。1つ目が基本的に休業を要請する施設でございます。これについては非常に影響も大きいということから、先ほどから繰り返し申し上げて恐縮ですけど、やはり分かりやすい示し方、あるいは理由が、よく、合理的に分かるということ、そういうことが非常に大切でございますので、この辺を重点的に整理しているところでございます。 それから2番目が、施設の種別によっては休業を要請するということでございますから、まさに種別の内容、状況をよく仕分けして、これはお願いする、これはお願いしないということを、まずその基準みたいなものを重視して調整をしております。それから3番目が、社会生活を維持する上で必要な施設。生活インフラとか生活必需施設・サービスということになろうかと思うんですけど、これはむしろ安定して運営を継続していかなければいけないということで、これはこれで、これのカテゴリーを明確にすることが非常に大切なことだと思います。 ただ、生活必需とはなんなのかということで、これはやっぱり多少、いろいろご意見があると思いますので、これはより多くの方が納得していただけるように、生活必需とはなんなのか、これをあらためて国と整理しているところでございます。私からは以上です。 梶原:それでは私のほうから。保育園の関係でございますけれども、今日、文京区長のほうからもお話が出ました。当然、医療関係者の皆さまであるとか保育士の皆さま、あるいはライフラインを担っているご家庭のお子さま、これは保育園が必要だということになります。ただ一方で、なるべくおうちで見られる方、あるいはテレワーク等で見られる方については、家庭で見ていただきたいという要請も出ております。都としては、各区市町村と連絡を取りながら統一的な方針を出すということで、今調整をしているところでございます。 【書き起こし】東京・小池知事が「緊急事態宣言」受け会見 全文2に続く