バイクのタンデムは意外とルールが細かい! 2人乗りOKとNGな車種の違いは?
●2人乗りをできるライダーの条件
バイクを公道で乗るには、2人乗りをするか否かの前に、自分が乗る排気量のバイクを運転できる免許証を取得していることが大前提。2人乗りは、それに加え、バイク免許を取得後の年数に関しても、以下のように法律できまりがあります。 ────────── 一般道の2人乗りは免許取得年数1年以上 ────────── まず、一般道では、 最初に取った普通二輪免許(小型限定普通二輪免許を含む)や大型二輪免許を交付された日から1年以上が経過している ということも必要です。 ちなみに、例えば、最初に普通二輪免許を取り、その後に大型二輪免許を取得した場合。このケースでは、普通二輪免許の交付から1年以上が経過していれば、大型二輪免許の取得が1年未満でも、大型二輪のバイクで2人乗りをすることが可能です。 ────────── 高速道路は20歳以上で免許取得後3年以上 ────────── 高速道路など(自動車専用道路を含む、以下同じ)で2人乗りをする場合には、また別のルールがあります。主なルールは以下の通りです。 1,125cc超で2人乗りが可能な装備を持つバイク 2,運転者の年齢が20歳以上 3,普通二輪免許または大型二輪免許の取得後、3年間以上経過していること 1は、高速道路を走れるバイクは、排気量125cc超を決まっているから、当然のことですね。また、2人乗りに必要な装備とは、先に紹介したタンデムステップ、タンデムシート、グラブバーなどがあるか否かです。 2は、高速道路の2人乗りには、20歳以上という年齢制限もあるということです。また、3のように、普通二輪免許または大型二輪免許を取得してから3年間以上が経過しているという条件もあります。一般道と違い、より速度域が高い高速道路では、より条件が厳しくなっているのです。 ちなみに、例えば、大型二輪免許を取って3年以内だけれど、その前に普通二輪免許を取って3年以上が経過している場合。このケースでは、高速道路などで大型バイクに乗って2人乗りをしても違反となりませんから、大手を振ってタンデムができます。