バイクのタンデムは意外とルールが細かい! 2人乗りOKとNGな車種の違いは?
バイクの免許を取ったら1度はやりたいタンデム走行、いわゆる2人乗り。彼女や彼氏、友達や家族などと一緒にバイクで走ることで、ツーリングもより楽しくなりそうですが、実際にやる場合には、注意したいルールなどもあります。 例えば、2人乗りNGのバイクがあったり、ライダー側にも免許取得年数に決まりがあるなど、意外に細かい条件があるのです。 ここでは、バイク初心者などが、安全・安心に2人乗りを楽しむために知っておくべきルールなどをおさらいしてみます。 【画像】タンデムルールの関連画像をギャラリーで見る(13枚) 文/Webikeプラス 平塚直樹
2人乗り可能なバイクとは?
バイクの2人乗りには、道路交通法や道路運送車両法でさまざまな条件を定められていて、どんなバイクでも2人乗りができるわけではありません。また、バイク免許を取得したからといって、すぐに2人乗りができるわけでないで注意が必要です。 まずは、2人乗り可能なバイクの条件について。どんなバイクがだめで、どんなバイクならOKなのかを紹介します。 ────────── 2人乗りできるのは排気量50cc超のバイク ────────── 2人乗りが禁止されているのは、まず、排気量50cc以下の原付一種(第一種原動機付自転車)。 逆にいえば、51cc~125ccの原付二種(第二種原動機付自転車)や、126cc~250ccの軽二輪、251cc以上の小型二輪車であれば、基本的に2人乗りは可能です。 ────────── 2人乗り可能な装備を搭載しているバイク ────────── ただし、51cc以上であれば、どんなバイクでも2人乗りをできるわけではありません。法律で、2人乗りをするために必要な以下3つの装備を搭載することが決められているからです。 ・タンデムステップ ・タンデムシート(もしくはキャリア) ・握り手(タンデムベルトやグラブバー、タンデムバーともいう) そのため、例えば、ホンダのモンキー125など、排気量が50ccを超えているバイクでも、こうした装備がない1人乗り専用モデルでは、2人乗りをすることができません。 ただし、同じくホンダのCT125・ハンターカブやクロスカブ110のように、タンデムシートはないものの、リアキャリア部に座ることができ、タンデムステップやグラブバーなどが装備されていれば、2人乗りは可能です。 といっても、同乗者にとって、リアキャリア部に座るのはお尻が痛くなるので、あまりおすすめできないですね。 もし、こうしたモデルでタンデムするのであれば、リアシートがオプション設定されていたり、アフターパーツで用意されている場合もあるので、それらのいずれかを装備した方がいいでしょう。