全国高校サッカー、東海大山形29日に初戦 松山北(愛媛)と対戦
第103回全国高校サッカー選手権は28日に東京・国立競技場などで始まる。本県代表の東海大山形の1回戦は、29日午後2時10分から川崎市のUvanceとどろきスタジアムbyFujitsu(等々力陸上競技場)で、松山北(愛媛)と対戦する。 東海大は10年ぶり2度目の出場。10月の県大会決勝は羽黒を相手に終了間際のセットプレーで1点をもぎ取り、1―0で全国切符をつかんだ。松山北は8年ぶり6度目。公立の進学校で1、2年生が主体ながら県大会をノーシードから勝ち上がり、決勝は1―1で延長まで決着が付かず、PK戦で全国出場を決めた。 東海大は県大会の全4試合を無失点で勝ち進んだが、「攻撃が好きな選手がそろっている」と五十嵐直史監督。両サイドバックが積極的に攻撃に絡み、パスサッカーで攻めるスタイルだ。前年代表の山形明正を破った準決勝は、右サイドバック清水隆史の攻撃参加から2得点。全国でも好機を生む働きが注目される。
東海大は県内の高校やモンテディオ山形ユースと争うU―18サッカーリーグで年間上位となり、今月中旬に東北リーグ進出を懸けたプレーオフに出場し、遠野高(岩手県)に1―2で敗れた。失点はいずれもセットプレーからだった。全国高校選手権に向けて秋葉悠寿主将は「多くの課題が見つかった」と前向きに捉える。県勢18年ぶりの1勝を目指し「地域の期待に応えられるようチームの持つ力を全て出して勝利をつかみたい」と意気込んだ。