【ボートレース】パワーあるエンジンで江藤敦宏が反撃開始~福岡ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第18戦(6日・ボートレース福岡・2日目) 江藤 敦宏(25)=福岡(3日目2、7Rに出走) 2日目までは舟券絡みがなかった。一番の要因はS。「福岡はいつもSがしやすいんですけどね」と首をかしげる中、2日目5Rも2コースからの立ち遅れが響いた。ただ、地元のルーキー戦。反撃を期して、レース後もペラ調整に試運転と作業の手は休まらなかった。 実家は福岡では有名な料理屋。そこを訪れた選手と話す中で、この道へ進むことになった。高校時代は水球部に所属したが、153センチという体格はいかにも選手向き。瓜生正義や元志、仁志の篠崎兄弟、長野壮志郎といったそうそうたる面々が勧めたのもうなずける。 ただ、実際に選手になると、思ったように事は運ばなかった。「大変です。勝率が取れないので」。デビュー5年目、まだまだ模索の中にある。現状打破へ意識しているのはミスの減少。特に道中戦が課題だ。「どうしたらいいのか、正解は分かっているけど、とっさの判断でそれができない」。大敗を減らせれば、数字はまだまだ上がってくる。 福岡はデビューの地で出走回数も一番多い。近況、当地ではセンターからの一発というイメージも。「うねりは嫌ではないし一番の地元です。福岡なら取れるかなっていう気持ちはあります」。今節はS勘の修正という課題を残すとはいえ、結果を出せる手応えもある。「狙える足はある。いいエンジンが引けたので頑張りたい」。好枠にも登場する3日目。リズムを変えるべく、奮起の走りを誓う。
報知新聞社