Z世代がインスタで「サブ垢」を作るのはなぜ? メインアカウントとの使い分け方
SNSを使っていて、オープンに投稿したいこととそうでないことがあるのは当然のこと。特にZ世代はインスタグラムのアカウントの使い分けが上手く、「推し活」用のアカウントを持っていたり、本アカウントとサブアカウントの両方を非公開にして投稿する内容のゾーニングをしたりしています。実際、メインアカウントとサブ垢はどのように使い分けるのが正解なのでしょうか。 【画像でわかる】インスタグラム新規登録でやりがちなミス6選! 見落としを防ぐための注意点
インスタで複数アカウントを所持する割合はどれくらい?
LINEリサーチが2020年11月に発表した高校生を対象としたSNSの利用方法に関する調査結果によると、高校生のインスタグラムアカウントの所持率は78%だったとのこと。さらに複数アカウントの所持率は約6割。26%が2個、22%が3個、9%が4個ものアカウントを持っているとのこと。
Z世代がインスタで「サブ垢」を作るのはなぜ?
Z世代がインスタグラムで「サブ垢」を作る最大の理由は、プライバシーの確保と、自己表現の幅を広げるため。 サブ垢は非公開アカウントだけではなく、リアルな友人には知られたくない、関わってほしくない推し活専用アカウントとして所持している人もいます。このように「サブ垢」といっても絶対に非公開というわけでなく、使い方が多様化していると言えます。
また、たとえばオープンな本アカウントは誰に見られてもいいように、ある程度SNS映えした写真や個人情報が写っていない写真を乗せる人が多いですが、仲のいい友人にのみフォローを許可しているサブ垢では映えを意識しない写真をアップする人もいます。
Z世代は「見せる相手」を選ぶ傾向が強い
Z総研が2021年2月に発表した「Z総研トレンド通信Vol.8『Instagram前編』」によると、Z世代は「親しい友達機能などを用いてストーリーズを見せないように設定している人はいるか」という質問に対し、81.6%が「はい」と回答。つまり、投稿を見せる相手を選別していると言えます。 インスタグラムでは多くの人が「映え」を意識した写真を投稿していると思われがちですが、「ただ見てほしい」だけの写真を投稿する人も多く、こうした機能の利用も便利。つまり、アカウント自体の使い分けだけでなく、アカウント内で投稿の閲覧者も選別している人がいます。 ■インスタと「ビーリアル」の使い分けも進む インスタグラムではおしゃれな映え写真が求められる一方、ビーリアルでは写真に加工などを一切行わず「ありのまま」をシェアすることが人気の理由となっています。