【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】アダム・イェーツがみごと逃げ切り勝利で総合ジャンプアップ、カラパスも大成功/第9ステージ
休息日を翌日に控えた第一週の最終日、モトリルからグラナダまで178.5kmの山岳ステージ、1級山岳が3つ立ちはだかる。昨日5分近く遅れてしまったジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)はコロナ陽性判定でリタイアしている。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第9ステージ|Cycle*2024 オフィシャルスタートが切られるとワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)が飛び出し、マルク・ソレル(UAEチームエミレーツ)とパブロ・カストリーリョ(エキポケルンファルマ)が合流、さらにシュテファン・キュング(グルパマ・FDJ)ら4選手が追いつき、つづけてダヴィド・ゴデュ(グルパマ・FDJ)、アダム・イェーツ、ジェイ・ヴァイン(UAEチームエミレーツ)らも追いつき、さらにマックス・プール、ハイス・レイムライゼ(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)もジョイン、26人の巨大な先頭グループが形成された。
最初の1級山岳エル・プルチェに入ると先頭グループはソレルが猛烈な牽引で上りついていけなくなる選手が続出、あっという間に人数を8人に減らした。メイン集団からはリチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト)が残り距離90km地点から1人抜け出し4分先にいる先頭グループへのジャンプアップをはかる、山頂の先頭通過はゴデュ。 ダウンヒルをこなし2回上る1級山岳アサリャナスの1回目残り距離58.3kmでイェーツがアタック、一緒に先頭を走っていたゴデュを置き去りにして独走を開始。灼熱の中、チームのエースとして返り咲く必要があるイェーツは1級山頂先頭通過を2回で山岳賞で首位に立ち、ボーナスタイムも獲得。メイン集団はミケル・ランダ(ティーレックス・クイックステップ)、セップ・クス(ヴィスマ・リースアバイク)が遅れ、エンリク・マス(モビスター)が抜け出してタイム差を稼ぎに来ている、1分ほど先行したが下りでミスをし落車は回避できたがマイヨロホ・グループに追いつかれてしまった。 イェーツはペダルを踏み続けてブエルタでの初区間優勝を挙げた。2位にはカラパスが1分39秒遅れで、3位にはマイヨ・ロホ着用のベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)が3分45秒遅れでフィニッシュしている。大逃げを成功させたイェーツは総合27位から7位まで順位を上げ、カラパスは総合18位から3位までジャンプアップしている。 「とても暑くてとても苦しかった、グランツールのステージで勝つことができて本当に嬉しい、マルクとジェイが完璧にお膳立てしてくれた。正直総合なんてどうでもいい、今日はステージがすべてだった」イェーツ、ステージ勝利後インタビュー
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