【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】アダム・イェーツがみごと逃げ切り勝利で総合ジャンプアップ、カラパスも大成功/第9ステージ
ポイント賞 1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)203 Pts 2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)162 Pts 3 パヴェル・ビットネル(チェコ/dsmフィルメニッヒ・ポストNL)81 Pts
山岳賞 1 アダム・イェーツ(イギリス/UAEチームエミレーツ)22 Pts 2 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)18 Pts 3 ダヴィド・ゴデュ(フランス/グルパマ・FDJ)18 Pts
ヤングライダー賞 1 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)in 36h 15' 05'' 2 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 31'' 3 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 01' 49''
チーム総合順位 1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 108h 43' 16'' 2 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 05' 03'' 3 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 06' 10'' 敢闘賞 16 アダム・イェーツ(イギリス/UAEチームエミレーツ)
リタイア 135 ライナー・ケップリンガー(オーストリア/バーレーン・ヴィクトリアス) 11 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ) 28 ジョシュア・ターリング(イギリス/イネオス・グレナディアーズ) 131 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)
8月27日(火) 第10ステージ ポンテアレーアス > バイヨーナ 159.6 km(山岳) フィニッシュ手前20kmの1級山岳、ビーゴ湾岸へと誘うダウンヒル うんざりするほどうねる道と、海抜の低い地から突如としてそびえ立つ急坂群。序盤に逃げ出すチャンスも、最終盤にアタックを仕掛ける舞台も揃っている。1回目の休息日明け、総合勢たちも、大急ぎで集中力を取り戻さねばならない。 南から北へ、一気に1000km近くの大移動を経たブエルタ一行は、ポルトガルとの国境にほど近い町から大会2週目へと走り出す。のんびりしている暇はない。スタートからわずか12kmで、2級山岳へと挑みかかる。 15kmの長い上りと、20kmもの長い下りを利用して、本日の逃げ集団が飛び出していくに違いない。その後しばらくは難所も姿を潜め、プロトンは静かな一時を過ごす。 残念ながら平地はわずか1時間ほどで終わり。ラスト60kmから、再び選手たちは山地へと放り出される。しかも3連続登坂で、山の難度は3級→2級→1級と右肩上がり。ちなみに2021年第20ステージの終盤に、同じ3つの山が同じ順番で登場している。ただ3年前はその後に別の山へと向かったが、今回は3連続登坂から直接、フィニッシュへと急ぐ。 つまりフィニッシュ手前20kmに位置する1級山岳モウガス(登坂距離9.9km、平均勾配6%)こそが、本日の重要な勝負地。登坂口からいきなり勾配10%超・最大15%というパンチの効いた山道は、しかも約5kmにわたり延々と難勾配が続く。下りも決して侮るべからず。ビーゴ湾岸へと誘うダウンヒルは、無数のカーブが潜んでいる!
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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