15年間の河村市政の評価は…11/24投開票の名古屋市長選挙 各候補者が市民に訴えたい“イチオシの公約”
11月10日、名古屋市長選挙が告示され、2週間の選挙戦がスタートしました。15年間の河村市政をどう評価するのかや、市民に訴えたい“イチオシ”の公約について、各候補者に聞きました。 【動画で見る】15年間の河村市政の評価は…11/24投開票の名古屋市長選挙 各候補者が市民に訴えたい“イチオシの公約”
■選挙モンスター河村前市長と二人三脚…広沢一郎さんのイチオシ公約は「市民税減税」
名古屋市長選挙には、太田敏光氏(76無・新)、広沢一郎氏(60無・新 推=保守)、水谷昇氏(61無・新)、不破英紀氏(64無・新)、鈴木慶明氏(85無・新)、大塚耕平氏(65無・新 推=自民・立憲・国民・公明)、尾形慶子氏(67無・新 推=共産)の7人が立候補しました。
11月10日午前10時前、まず訪れたのは、日本保守党が推薦する元副市長の広沢一郎さん(60)の出陣式です。
国会議員になった河村たかし前市長の事務所をそのまま使い、後継候補であることを強調します。
広沢一郎さん: 「河村前市長の政策をしっかり引継ぎ、そして発展して、この名古屋をより豊かに楽しい街にしてまいります」
広沢さんは市民税減税、名古屋城天守閣の木造復元、市長給与800万円など河村市政の継承を訴えています。 演説を終えて広沢さんは河村前市長と一緒に街へ。街に飛び出す時はやっぱり自転車で、河村流のスタイルを引き継ぎます。
ただ、広沢さんが話している途中に、河村さんと写真を撮っている人がいるなど、本人より河村さんに注目が集まってしまう場面もありました。
河村前市長が演説で繰り返し触れていたのが「ライバル候補との対立構図」です。 河村たかし前市長: 「大村対河村と、なんなんだと。よっぽど大村さんからすりゃ河村さんが嫌いなんかね」
陣営は最大のライバル、大塚耕平さんを支援する大村知事や、与野党の関係を図で示すボードまで用意し、「河村・広沢包囲網」を印象付ける作戦を展開していました。
広沢さんに市民にアピールしたいイチオシの公約を聞くと、やはり「市民税減税」を挙げました。 広沢さん: 「市民税減税です。河村(前)市長が続けてきた市民税減税5%を、10%に拡大したい。物価高騰で可処分所得を増やしたいと思っている人が結構多いと思うので、この市民税減税を続け、さらに拡大することで経済を回していく」 河村前市長とまさに二人三脚。ブレずに「河村路線の継続」を訴え続けます。