未解決4事件の懸賞金延長、総額は最大2千万円 六本木クラブ襲撃事件、別府大学生死亡ひき逃げ事件など 警察庁
警察庁は、東京・六本木クラブ襲撃事件や大分県別府市で起きた大学生死亡ひき逃げ事件など4つの未解決事件について、懸賞金(捜査特別報奨金)の受け付け期間を1年間延長することを決めました。 【写真を見る】未解決4事件の懸賞金延長、総額は最大2千万円 六本木クラブ襲撃事件、別府大学生死亡ひき逃げ事件など 警察庁 捜査特別報奨金は、指名手配中の容疑者逮捕に結びつく情報を提供した人に支払われるもので、上限額は300万円です。 対象となる事件は次の通りです。 ▽群馬一家3人殺人事件(1998年)、小暮洋史容疑者(55) ▽宮古市女性殺人事件(2008年)、小原勝幸容疑者(44) ▽六本木クラブ襲撃事件(2012年)、見立真一容疑者(45) ▽別府大学生死亡ひき逃げ事件(2022年)、八田與一容疑者(28) このうち、六本木クラブ襲撃事件では私的懸賞金の上限が300万円、別府大学生死亡ひき逃げ事件は500万円となっていて、4事件での懸賞金の総額は最大2千万円です。 ■事件の概要 小暮洋史容疑者は、1998年1月14日、当時の群馬県群馬町(現在、高崎市)にある知人宅で、3人を殺害した疑いがもたれています。 小原勝幸容疑者は、2008年6月28日から7月1日までの間、岩手県旧川井村(現宮古市)で、知人女性(当時17)を殺害した疑いです。 六本木クラブ襲撃事件は2012年9月、暴走族グループ「関東連合」の元リーダーで、主犯格とされる見立真一容疑者らが集団でクラブ店内に押し入り、当時31歳の男性が対立グループの人物と勘違いされ、金属バットで殴られるなどして殺害されたものです。この事件で共犯者18人が逮捕されていますが、見立容疑者は逃亡中です。 八田與一容疑者は2022年6月、別府市の県道で停車中のバイクに軽乗用車で追突し、大学生2人を死傷させ現場から逃走した疑いが持たれています。 懸賞金の受け付け期間は、11月1日から来年10月31日までとなっています。
大分放送