最後のランは“高橋尚子”を意識「カッコイイじゃないですか!」ラストスパートで帽子を脱ぎ捨て 近代五種“銀メダル”佐藤大宗
近代五種で、日本勢初となる銀メダルを獲得した佐藤大宗選手。 1人の選手が1日の間にフェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃+ラン)を行い、「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれる過酷な複合競技。 【画像】”最後の近代五種”で日本史上初の銀メダル獲得 思わず感極まる佐藤大宗選手 4位で迎えた佐藤選手は、最後のレーザーランで2位に浮上。そして最後の射撃を終えると、帽子を豪快に脱ぎ捨てラン。最後の600mを駆け抜けました。 日本ではその帽子を脱ぎ捨てスパートをかける行動が、シドニー五輪の女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんに似ていると話題。高橋さんも、レース終盤にサングラスを投げ捨てスパート。オリンピックの名場面に姿を重ねるファンもいました。 メダル獲得から一夜明けてのインタビュー。佐藤選手にこの行動について聞くと開口一番「それを意識しました(笑)。カッコイイじゃないですか。高橋尚子さんいいなあと思って。余裕はなかったんですけど、射撃のラストを当てて、メダルいけると思った時に欲が出てパッとやりました」と、その時の心境を振り返っていました。 ただし投げ方には反省していたようで、「高橋尚子さんは、(サングラスが)きれいな投げ方だったんですけど、自分はただただ、うわーという汚い投げ方だった」と話しています。