【イベントレポート】朝ドラ「おむすび」橋本環奈はキング・オブ・ギャル、“カリスマ役”仲里依紗が太鼓判
2024年度後期の連続テレビ小説「おむすび」の初週完成会見が本日9月9日に東京・NHK放送センターで行われ、ヒロイン役を務める橋本環奈をはじめ、仲里依紗、麻生久美子、北村有起哉、制作統括の宇佐川隆史が出席した。 【画像】橋本環奈が“おむすび”差し出すメインビジュアル 9月30日にNHK総合ほかで放送が始まる「おむすび」は、平成元年生まれのヒロインが栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、主人公・米田結が激動の平成・令和を駆け抜ける。脚本は「ハコヅメ~たたかう!交番女子」「正直不動産」などで知られる根本ノンジが担当。橋本が結を演じ、仲は福岡で“伝説のギャル”として名を馳せる結の姉・米田歩役、麻生は母・米田愛子役、北村は父・米田聖人役で出演する。 3月下旬にクランクインし、現在も撮影真っ最中の橋本は「(第1週の)完成版を観て『本当に始まるんだな』と。15分刻みで話がつながっていくことに『朝ドラだ!』って感動しました! ポップで明るい朝をお届けできるんじゃないかと思います」とアピールする。劇中、ギャル軍団に大きな影響を与えられる結。橋本自身はギャルではなかったと学生時代を振り返り、「ギャルって心意気。好きなことを貫くまっすぐな“ギャルマインド”がかっこよさにつながる。私もそうなれたらいいなと思いながら撮影しています」と目を輝かせた。 一方「今でもギャルになりたい」と息巻く仲は、劇中の自身のギャル姿について「いつも通りではあるかな。息してる!って感じです(笑)」と述べ、念願のギャル役に喜びを隠せない様子。「平成元年に生まれて、平成とともに生きてきた。ちょっと上の世代の雑誌を読んでギャルの情報を得たり、子供の頃からギャルを追い求める気持ちは誰よりも強いです」と思い入れたっぷりに語る。 そんな仲いわく、橋本のギャル姿は「完璧。私の追い求めていた姿。『これです!』って悲鳴上げちゃいました。キング・オブ・ギャル!」と興奮するほどだという。対する橋本は「仲さん(歩)は“昔はギャルだった”という設定で、清楚系の衣装に黒髪ウィッグを着けていたんですけど……ウィッグを脱いだらこの髪(グリーンのヘアカラー)で(笑)。通常がギャル! “伝説のギャル”の姿も、みんなが憧れるカリスマ的存在をそのまま体現していて素敵でした」と尊敬のまなざしを向けた。 橋本のギャル姿については、北村も「大変身ですね。本当に自分が親だったらフリーズしちゃうと思う」と驚いたそう。麻生は「平成の当時、周りにはたくさんギャルがいたんですけど、私自身は全然違って。変な意地を張ったまま大人になってしまいましたが、今回『ギャルってかっこいいな』と思って、私もやりたかったとちょっと後悔しました(笑)」と打ち明けた。 また本作では阪神・淡路大震災も大きなテーマに。結は生まれてから福岡・糸島に移り住むまでの約6年間を兵庫・神戸で過ごし、理髪店を営む神戸の自宅で1995年(平成7年)1月17日を迎える。橋本は「復興に対して前向きな人もいれば、立ち止まってる人もいる。亡くなった方々を忘れてしまうみたいでつらく感じたり、それぞれあると思うんです。自分自身の感情がまとまってないことも含めてリアルにぶつけていきたい」と素直な思いを述べ、「高校卒業後、神戸に戻ってきた結ちゃんが当時をどう思い出すのか。記憶がはっきり残っていてもおかしいけど、子供ながらに傷付いた心はあるはずなので、丁寧に演じたいです」と力を込めた。 このたび、本作のメインビジュアルも完成。アートディレクター・大島慶一郎が手がけた本ビジュアルは、結が“原体験”の場となる教室でおむすびを差し出す姿が捉えられている。