【アーリントンC】川田将雅騎手が阪神芝1600mで複勝率55.2% 本命はコース成績重視でシヴァース
前身はペガサスS
やはり歳のせいか「アーリントンC」と聞くと前身の「ペガサスS」を思い出してしまう。わずか5回のみの開催だったが、エイシンテンペスト、オグリキャップ、シャダイカグラ、キーミノブ、ノーザンドライバー。勝ち馬には実に華やかな名前が並ぶ。その後アーリントンCとなり、6年前からはNHKマイルCのステップ競走に指定された。今週はこのレースを予想していく。 【皐月賞2024 推奨馬】前走タイムはGⅠ馬に匹敵、圧勝する能力あり! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA)
前走重賞組が圧倒的な数字を残す
まずはNHKマイルCのステップレースに指定され、開催が4月に移行してからの過去6年の前走クラス別成績からみていく。 GⅠ【4-0-0-0】勝率100%/連対率100%/複勝率100% GⅡ【1-1-1-8】勝率9.1%/連対率18.2%/複勝率27.3% GⅢ【1-2-1-13】勝率5.9%/連対率17.6%/複勝率23.5% OP・L【0-0-0-7】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0% 1勝クラス【0-2-3-43】勝率0.0%/連対率4.2%/複勝率10.4% 未勝利【0-1-1-6】勝率0.0%/連対率12.5%/複勝率25.0% 新馬【0-0-0-2】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0% 圧倒的な数字を残しているのが前走GⅠ組。全4頭が朝日杯FS組で勝率100%。今回の登録馬で該当するのはアスクワンタイムだけだ。ならば無条件で◎をつけたくなるが、4頭の朝日杯FSの成績を確認してみる。 朝日杯FSの成績 タワーオブロンドン(2番人気3着) タイセイビジョン(2番人気2着) ホウオウアマゾン(3番人気9着) オオバンブルマイ(5番人気7着) いずれも朝日杯FSでそれなりに人気を集めた馬たちだった。今年のアスクワンタイムは単勝オッズ222.8倍でブービーの16番人気、15着からの参戦。着差も1.2秒でさすがにローテーションの根拠だけでは推しづらい。 次にGⅡ組はフィリーズレビュー、弥生賞、京王杯2歳Sから1頭ずつ、計3頭が馬券圏内に入っている。スプリングS組は【0-0-0-3】だが、二桁着順から挑んだ2頭含め全馬が掲示板を確保。過去6年では最高着順の4着からチャンネルトンネルが参戦予定。馬券に絡むことも十分に考えられる。 GⅢ組は共同通信杯、ファルコンS、京成杯組が連を確保、シンザン記念組が3着になっている。今年はきさらぎ賞3着のシヴァース、ファルコンS10着のタイキヴァンクールが参戦予定だ。 1勝クラス組は【0-2-3-43】で率は低いが、過去6年で5頭が馬券に絡んでおり、軽視は禁物。この5頭の共通点は1勝クラス勝ちから挑んでいること。GⅠへのステップレースという点からも条件戦で勝ちきれない馬は苦戦必至だ。 【前走1勝クラス勝ちの登録馬】 ・オフトレイル ・ケイケイ ・ディスペランツァ ・ポッドテオ 未勝利組は前走1番人気1着が最低条件。前走2番人気以下だった馬は全て二桁着順に敗れている。今年は2頭が前走未勝利戦1着から参戦も2番人気以下。今回はさすがに厳しいだろう。