【蒲郡ボート にっぽん未来プロジェクト競走in蒲郡】藤森陸斗 力強く押し切って念願のデビュー初優勝
ボートレース蒲郡の「にっぽん未来プロジェクト競走in蒲郡」は11日、12Rで優勝戦が行われ、藤森陸斗(25=福岡)が逃げ切って1着。2020年11月18日に福岡でデビューしてから5回目の優勝戦進出で、待望の初優勝を飾った。平石和男と藤丸光一の2着争いは、3周2マークの全速ターンで平石に軍配が上がり、藤丸が3着。3連単<1><2><5>は2350円(3番人気)だった。 初参戦の蒲郡で予選をトップ通過し、準優勝戦11Rも逃げ切って絶好枠獲得に成功。ファイナルはスタート展示から5号艇の藤丸が3コースに潜り込み、藤山翔大もチルト2度で挑むなど、百戦錬磨のライバルが立ちはだかった。しかし「深い進入も練習しておく」と福岡の先輩が動くのは織り込み済みで、本番は100メートル起こしとなった。 スリットではスロー4コースの藤山がコンマ29の仕掛けで不発だった一方、大外から青木幸太郎がグイグイ伸ばすもカド5コースの谷野錬志に抵抗され勢いを欠く。 その間に藤森は「出足はかなりいい」相棒21号機のパワーで藤丸の捲りを受け止めて1周1マークを先マイ。激しい2着争いを尻目に、記念すべきVゴールを駆け抜けた。 なお藤森の次走出場は20日から25日まで浜名湖で争われるルーキーシリーズ第23戦「スカパー!・JLC杯」を予定している。