「MINI ミニクーパー S 3ドア」は、やっぱりドライブデートに最高でした!(加藤)
丸形ヘッドライトとそこから峰のように連なるラインは65年前から続くミニの伝統そのもの。新型はボディパネルの精度がさらに高まって質感がぐっと向上。
そんな、女のコに喜んでもらえそうな仕掛けが満載のミニですが、オヤジさんにもうれしいポイントがあります。それは、立派なサルーンやSUVに比べ、ぐっと小さいカップルディスタンスです。カップルディスタンスとは、運転席と助手席の距離のこと。当たり前ですが、コンパクトなミニはカップルディスタンスが小さく、ふたりの間を仕切るセンターコンソールもコンパクトにまとめられているので、彼女との距離もぐっと近づいちゃうのです。 だから、「今日はちっちゃいクルマでごめんね~。でも、内装がとってもオシャレだから、ちょっと乗ってみて!」と言い訳しながら、目的地に着くまで彼女と濃密な時間を過ごすなんてことが期待できるわけです。
中央に丸い大型メーターパネルを設けただけのダッシュボードはとってもシンプル。
ただし、小さいからといってミニの実力を侮ってもらっては困ります。ちなみに2.0リッター・ターボエンジンの最高出力は204psで最大トルクは300Nm。これで1320kgの軽量ボディをグイグイと引っ張っちゃうわけですから、高速道路やワインディングロードでも胸のすくような走りを見せてくれます。 しかも、最新のミニは運転支援装置も充実しているので、ステアリング上のスイッチをささっと操作したら、あとは車載のシステムがステアリング操作をサポートしてくれるうえ、車速まで制御してくれるのでラクチンそのもの。そんなわけで、オヤジさんの巧みな話術で彼女の笑いをとっているうちに、3時間の道のりはあっという間に過ぎ、本日の目的地である松本に到着するのでありました。
今月のデートスポット「金宇館」
松本の地に100年近く伝わる建物を2020年に完全リノベーション。伝統のインテリアをできる限り生かしながら、そこに“新しさ”をほどよく盛りこんだセンスの良さは脱帽モノ。 住所/長野県松本市里山辺131-2 料金/2万8600円~(1泊2食付き、1室2名利用時1名料金、サ・税込、入湯税別) 2024年11月号より ※掲載商品はすべて税込み価格です
写真/長谷川直紀 文/大谷達也 編集/加藤寛太(LEON)