ポーランドパビリオン「タイプA」で起工式 施工業者決定遅れも凝ったデザインに 此花区には「壁画」も登場
2025年大阪・関西万博に独自の「タイプA」パビリオンを出展するポーランドが8日、夢洲で起工式を開きました。 ポーランドパビリオンは「未来を切り拓く遺産」がテーマで、全面的に木組みをあしらったらせん状の外観が特徴です。 複雑な工法と工期の短さなどから、施工業者の決定が遅れていましたが、建設業者などで構成されたコンソーシアム(共同事業体)が施工を担当することになりました。 エリザ・クロノフスカ=シヴァク政府副代表は「ポーランド人はクリエイティブで将来性のあるアイディアに貢献できると思うので、それをお見せしたい」と意気込みました。
また8日、万博をきっかけに自国の文化を知ってもらおうと、ポーランドで盛んな「壁画」が阪神なんば線・千鳥橋駅のすぐそばに(大阪市此花区)登場しました。 壁画は縦10メートル、横8メートルの大きさで、「風」をテーマにポーランドの夏を表現し、国民が誇る音楽への思いが込められています。 制作したポーランドのアーティスト、アレクサンドラ・チュジャクさんは、「日本の皆さんにポーランドの文化や伝統について興味を持ってもらい、パビリオンにも来てもらいたい」と述べました。