正統派インド料理店と新鋭のスパイスカレー店! カレーおじさんが名古屋で見つけた注目の2軒
トマトパップー(アーンドラ地方のトマト豆カレー)やブリンジャルヴェプドゥ(茄子のマサラ炒め)も単体でおいしく、メインのカレーと合わせても機能する名脇役ともなり、ご飯もシンプルなソナマスリと酸味が爽やかなレモンライスでそれぞれカレーの味の感じ方にも変化が出て、すべて頼んで正解でした。
インドを旅したような気分になれる味と雰囲気。これはまた是非行きたいお店です。名古屋のみならず、全国のインド料理の中でも上位に食い込むレベルの高さ。わざわざ名古屋に行く意味ができました。
HOTEL AUTHENTIC
住所 : 愛知県名古屋市昭和区山里町70-2 山手アベニュー 1F TEL : 070-1477-5757
「ANDY 那古野店」
こちらは間借りカレーからスタートし、名古屋PARCO出店を経て栄で既に人気店となっているスパイスカレーのお店なのですが、国際センター駅近くでも2023年12月から新たなお店をスタートさせました。
名古屋駅からも10分少々でたどり着く立地。ランチタイムは早くも満席の人気でした。
「2種あいがけ」1,500円に「スパイス砂肝」200円をトッピングしてオーダー。2種のカレーは生食用のフレッシュな海老を使用した海老とあさりのココナッツカレーと、ブルーベリーのライタをかけた牛すじカレーを選択。
ココナッツカレーは魚介のうまみがグレイビーにしみ渡り、フルーツの酸味が程よく調和するのが楽しいです。
牛すじカレーは牛肉のうまみとブルーベリーの甘やかでほのかな酸味がやはりグレイビーと調和。どちらもフルーツの使い方が見事です。
そしてトッピングしたスパイス砂肝は予想よりかなり大ぶり。それでいて実に軟らかく、低温調理のコンフィ的な食感が気に入りました。こちらのトッピングは肉好きならマストです。副菜も色とりどりで見目鮮やかでヘルシー。女性の一人客も多かったのですが、それも納得の一皿でした。
シェフは特にカレー専門店での修業経験はなく、ネット上で探したレシピを元に独学でカレーを作り始めたそうですが、それでこの味を出せるのはセンスが良いということ。カレー界にはときおりこのような方が出てくるので目が離せません。