【紅白リハ】南こうせつ 出場メンバー最年長75歳 27年ぶり出場に「ありえないことが起こった」
大みそか「第75回NHK紅白歌合戦(後7・20)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、歌手の南こうせつ(75)が報道陣の取材に応じた。 【写真】<NHK紅白歌合戦・リハーサル>笑顔でポーズを決めるイルカと南こうせつ メッセージ性を感じさせる歌詞と心に染み入るメロディが魅力の南。1949年生まれ75歳での出場は、高橋真梨子とならび最年長となる。平成9年以来、27年ぶりの出場。かぐや姫として1973年にリリースし、大ヒット曲となった「神田川」を披露する。 取材には歌手のイルカとともに応じ、写真撮影で南が「M-1グランプリ!」とおどけてガッツポーズ。イルカも「準決勝!」と続き、会場を笑いに包んだ。 意気込みを聞かれると「意気込み?意気込みねえ…」と戸惑いつつも「何か50年以上歌ってるんです2人とも。普通ありえないです、昔の歌。ありえないことが起こったので、そのまま受け止めて、皆さんが喜んでいただけるように歌おうかな。すごい宝くじに当たったようなイメージかな」と久々の紅白出場に本人も驚きを隠せない様子だった。 続けて今年の漢字を尋ねられると「あっという間かな。どうなっちゃうんだろうね。分からないですね。個人的には、あっという間に来たから、瞬間の“瞬”。そんな感じですかね。充実したか分からないけど、時は早いですね。早かった」とほほ笑みつつ、1年を振り返った。 今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。司会は、お笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、伊藤沙莉、同局・鈴木奈穂子アナウンサーの4人。 ゲスト審査員は、俳優の横浜流星、漫画家の青山剛昌氏、タレントの内村光良、プロ車いすテニス選手の上地結衣、女優の河合優実、プロスケートボーダーの堀米雄斗、バレリーナの森下洋子氏、脚本家の吉田恵里香氏で、今年と来年の“顔”8人が務める。