長浜鴻緒騎手はルーキートップ5勝も満足せず「もっと上の着順にこれたレースあった」
今年の3月にデビューした長浜鴻緒(こお)騎手=美浦・根本康広厩舎=は同期でトップとなる5勝をマーク。デビュー2週目の3月9日にJRA初勝利(中山2R・3歳未勝利=グリントリッター)を挙げると、4月6、7日の中山開催では4勝の大活躍。今、注目のルーキーに現在の心境を聞いた。 ―デビューして約1か月半が経ちました。1年目としては落ち着いてレースに臨めている印象があります。 「気持ち的に競馬に向かうこと自体は慣れてきて落ち着きがでてきたとは思いますが、まだレースでの判断が遅くて『今、どこのポジションにいけるんだろう』と考えているうちに、ポジションがどんどん後ろになってしまったりというのがあるので、もっとスタートして馬の行き脚をみながらポジションを決められるようになりたいですね」 ―先週(4月21日)までの段階で、ルーキートップの5勝をマークしています。この結果についてどうとらえていますか? 「もっともっと上の着順にこれたレースがたくさんあったと思っています。もったいないレースが多いです。もっと着順を上げていけるようになりたいです」 ―今、課題として取り組んでいることはありますか? 「スタートが決まった時は自信を持って乗れているんですけど、決まっていない時にまだあたふたしてしまって。全体的に迷いがあるレースが多いので、しっかり主張していけるようになりたいです。逃げの主張ではなくても、自分がこのポジションを取るというのをしっかり主張してポジションがとれるように、この1年間、やっていきたいです」 (聞き手=中央競馬担当・西山 智昭)
報知新聞社