《ニューヨークに移住8年の歌手・植村花菜》神様も驚く「公共トイレが本当に汚い…」「えのき1袋800円」それでも米国で暮らし続ける理由
ニューヨークには頼りになる母親はいないが、やりたいことをたくさん実現できた。新たな楽しみもできた。それは意外にも、サッカーだという。 「もともとサッカー少年だった夫が、2022年のFIFAワールドカップのスペイン戦の“三苫の1ミリ”を観てサッカー熱が再燃したのがきっかけです。週末は家族で三苫薫選手の所属するプレミアリーグのブライトンの試合をテレビで楽しむようになりました。観戦する時はみんなでブライトンのユニフォームを着て応援しています。毎週末の楽しみで、家族の幸せな時間ですね。 息子のお友だち家族数組と一緒に、近くの公園でサッカーをして汗を流すのも毎週日曜日の楽しみです。日米の国際結婚の家族が1組いる以外は、日本人は私たちだけ。コロンビアやブラジルから来た人たちとおしゃべりをして、日本では考えられないような彼らの祖国の話を聞くことも、とても刺激的です」
外国にいると、日本の良さも悪さもよく見えてくるだろう。 「日本はとにかく清潔で便利。それにくらべてニューヨークは街があまり綺麗ではありません。とくに公共のトイレは本当に汚くて、トイレ掃除が好きな私にはちょっと抵抗があって最初は入れないくらいでした。 日本にくらべて米国の良いところは、周りに気を遣わなくてもいいところ。赤ちゃんが泣いても、地下鉄で歌う人や踊る人がいても、ニューヨーカーは気にしません。人に気を遣いすぎず自分らしくいられる、その自由さも魅力のひとつかなと思います。他にもたくさんニューヨークの魅力はあるので、まだしばらくはここで暮らして、いろんなことを勉強しながらミュージシャンとして、人として、母として、成長したいと思います」 40歳を過ぎて、さらに“べっぴんさん”の母親になっていた植村さんだった。 (了。第1回から読む) 取材・文/中野裕子(ジャーナリスト) 撮影/小林忠春
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