カワサキのスーパーネイキッド、『Z900』がフルモデルチェンジ…EICMAで実車初公開へ
カワサキモータースは10月31日、スーパーネイキッドモデルの新型『Z900』を発表した。12月以降、北米・欧州をはじめとする全世界で順次発売される。 カワサキのスーパーネイキッド『Z900』2025年モデル
新型Z900は、「REFINED SUGOMI(より洗練された凄み)」をデザインコンセプトに採用。金属パーツを効果的に使ったシャープでアグレッシブなスタイリングが特徴だ。また、電子制御クルーズコントロールやカワサキコーナリングマネージメントファンクション(KCMF)、カワサキクイックシフター(KQS)など、先進的な電子制御システムを新たに搭載している。
エンジンには948ccの水冷並列4気筒DOHCを採用。新たに電子制御スロットルバルブを搭載し、スムーズでリニアな加速を実現した。さらに、サウンドチューニングを施された独特な吸気音により、爽快感と高揚感を演出している。
高度な電子制御ライダーサポートテクノロジーも充実。既存のKTRC(カワサキトラクションコントロール)やABS(アンチロックブレーキングシステム)に加え、新たにKCMFやKQSを追加。また、IMU(慣性計測装置)の搭載により、各システムのより高精度な制御を可能にしている。
カワサキは11月5日からイタリア・ミラノ市郊外で開催される世界最大規模の二輪車ショー「EICMA」通称ミラノショーにおいて、新型Z900の実車を展示する予定だ。また日本導入については現在調整中で、価格、販売時期などについては決定次第発表する、としている。
レスポンス 森脇稔