幸福学研究とは ── いかにして世界中、日本中の人が幸せな世界を創るか
幸福度を高める取り組み
幸福度を高めるWell-Being Program(ハッピーワークショップ)の研究も行っています。1月15日には東京アメリカンクラブと連携して夫婦・カップルのためのハッピーワークショップを実施します。大変好評で、数十組のカップルがともに幸せについて考えることになりそうです。前にも慶應義塾大学で夫婦・カップルのハッピーワークショップを行ったことがありますが、それぞれの幸せの形が見えて、とても幸せな会でした。もちろん、夫婦・カップル向けだけではなく、親子向け、小・中学生向け、会社員向け、児童養護施設の児童向け、看護師向け、女性向け、国際交流など、様々な取り組みを行っています。 いずれにせよ、以下が今の私の目標です。 いかにして、世界中、日本中の人が幸せな世界を創るか。いかにして、それに微力ながら貢献するか。 みんなが幸せな世界なんか作れない、という人がいます。誰かが幸せになったら誰かが不幸せになるはずだから。わたしはそうは思いません。なぜそう思うかについては、いつか詳しくお話ししましょう。 なぜ「幸せな○○」の研究・活動をするようになったのか、そして、どんな研究や活動を行っているのか、ということを、工学や設計論の視点から述べて来ました。 次回は、なぜ幸せの研究をするようになったのか、ということに関連して、哲学・倫理学の観点について述べたいと思います。 【参考図書】 ・前野隆司,実践・脳を活かす幸福学 無意識の力を伸ばす8つの講義,講談社,2017年10月 ・前野隆司,実践 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス,PHP新書,2017年8月 ・前野隆司,幸せのメカニズム―実践・幸福学入門,講談社現代新書,2013年12月