人生100年時代を楽しむために不可欠な「意外な資産」とは?
「心のブレーキ」のマネジメントが鍵
私たちライフシフト・ジャパンでは、これまで多くのライフシフター(ライフシフト実践者)のインタビューを行なってきました。そして、複数のライフシフターの人たちにも「変身資産アセスメント」を体験いただきました。 その結果、見えてきたのは、ライフシフターは、アクセルが極端に高いのではなく、ブレーキが相対的に低くなっているという傾向でした。 ライフシフターの皆さんは、ライフシフトを実践するプロセスで、様々なブレーキを意識し、変化の行動を起こすことを通じて、ブレーキをマネジメントしてきたのでしょう。「変身資産」は、一度固まってしまうと基本的に変わらないものではなく、日々の意識と行動によって、変化するものなのです。 つまり、ライフシフトの1つの鍵は、アクセルとブレーキの状態を認識したうえで、「心のブレーキ」をどのようにマネジメントするかというところにありそうです。
これからライフシフトを目指す40代・50代の読者の皆さんは、アクセルとブレーキの項目を見ながら、次の3つの質問に答えてみてください。 ①あなたが元々、キャラクターとして持っていて、これからも変わらないと思う変身資産はどれですか? ②あなたがこれまでの人生の中で、手に入れたり手放したりした「変身資産」はどれですか? ③これからの人生で活かしていきたいアクセル、手放したいブレーキはどれですか? 皆さん自身の答えの中に、皆さんが進むべき道が、すでに見えているのかもしれません。 「ライフシフト」の本質は、単に転職や独立、移住といった目に見える外形的な変化ではなく、「何を大事に生きていくのか?」という内面的な価値軸の変化です。そして、それを前に進めるときの武器が「変身資産」です。 「人生100年時代」をワクワク、楽しく生きていくために、読者の皆さんそれぞれがロールモデルとなる時代が始まっています。さあ、「ライフシフトの旅」に出発しましょう!
大野誠一(ライフシフト・ジャパン(株) 代表取締役CEO)