周囲に訊いた、ヨシロットンの知られざる素顔とその人柄
“ありそうでなかった”新しいものを構築(守屋貴行)
最新テクノロジーでエンタメをアップデートする守屋貴行。出会ってすぐに「『この人と仕事したい』と直感的に思わせるなにかがあった」と振り返る。13組のアーティストが参加したグループ展「imma天」では、守屋のつくったバーチャルヒューマンにヨシロットンのアートディレクションを加えた。「彼の手が少し入るだけで、それはもう“ヨシロットンの作品”になる。よく見ればわかりますが、引用される70~90年代のコンテクストが彼のフィルターを通ることで、ありそうでなかった新しいものに生まれ変わります」
誰に対しても、ニュートラルなスタンス(榮倉奈々)
多くのクリエイターと親交が深いヨシロットンは、どのような人柄なのだろうか。15年ほど前から友人だという榮倉奈々に聞いた。「出会った時、既に俳優としてドラマなどに出演していた私に対してもニュートラルに接してくれて、うれしかったです。自然体だけど、人の懐に入るのが上手で、さりげない優しさも感じます。あとはロマンチスト」。仕事とは無縁の関係から始まり、その後個展を訪れて、その才能に衝撃を受けたそうだ。年月を経てそれぞれ活躍していても本音を言い合える関係性はずっと変わらない。
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