【ゴールドカップ】アウストロが重賞初挑戦V! 22年ぶりタイトルの秋元耕成騎手「最後は馬に助けられた」
秋元耕騎乗で5番人気のアウストロが、重賞初挑戦でSⅠタイトルを手にした。道中は4番手を追走。終始外めを回らされたものの直線で鋭く伸び、逃げ粘る2番人気エンテレケイアをクビだけ捕らえた。タイム1分27秒0(良)。秋元騎手は2002年の日本海特別(益田・ニホンカイマリノ)以来22年ぶりの重賞制覇で、浦和に移籍後は初タイトル。1番人気のスマイルウィは4着に終わった。 ■アウストロ 父ダノンレジェンド、母キーチケット、母の父ダンカーク。鹿毛の牡4歳。浦和・小沢宏次厩舎所属。北海道浦河町・鵜木唯義氏の生産馬で、馬主は迎徹氏。戦績16戦9勝。獲得賞金6298万5000円。重賞は初制覇。ゴールドCは小沢宏次調教師、秋元耕成騎手ともに初勝利。 ◇ ◆秋元耕騎手(アウストロ1着)「先行できればと思っていたなかで4番手になってしまい、最後は馬に助けられた。まだ気難しいところがあるので、少しずつ直していければ」 ◆小沢宏調教師(同)「自分のリズムで走らせるように伝えていたが、鞍上も馬も最後まで頑張ってくれて、ゴールではこみ上げるものがあった。次走は様子を見て決める」 ◆吉原寛騎手(エンテレケイア2着)「先手を取り切るのが大変だった。さすがに最後は止まった」 ◆本橋孝騎手(サヨノグローリー3着)「考えていたなかで一番うまくいった。ただポジションを取りに行ったときに、若干ハミをかんでしまった」 ◆矢野貴騎手(スマイルウィ4着)「少しズブくなっていたし、3コーナーの手前で一杯になった。間隔があいたぶんもあるのかな」