横浜FM、長野に期限付き移籍中のDF西田勇祐と契約満了「10年間、本当にお世話になりました」
横浜F・マリノスは10日、AC長野パルセイロに期限付き移籍中のDF西田勇祐との契約満了に伴い、来季の契約を更新しないことを発表した。 2003年8月6日生まれの現在21歳の西田は、横浜FMのジュニアユース、ユースと歩みを進め、2022シーズンにトップチームに昇格。トップチームでの初年度は横浜FMの厚い選手層に阻まれ、公式戦での出場機会はなかった。2023シーズンに長野に育成型期限付き移籍となると、移籍期間の延長により、今季も長野でプレー。しかし、昨季に続いて今季もリーグ戦の出場機会はなかった。 横浜FMとの契約満了が決定した西田は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。 「横浜F・マリノスを応援してくださる皆さん、今シーズンをもってクラブを離れることになりました。このクラブには11歳の小学5年生からお世話になりました。スペシャルクラス、ジュニアユース、ユースでプレーさせていただき、すばらしい指導者の皆さんやチームメイトたちに囲まれて成長することができました」 「小学生の頃から憧れていたクラブで、自分がトップチームに昇格できるとは思ってもみなかったです。横浜でのプロ生活は1年間という短い期間でしたが、偉大な先輩の方々やコーチングスタッフの皆さんと一緒に仕事をし、プロサッカー選手としての姿そのものを学ばせていただきました」 「試合には出場することができませんでしたが、2022年にJ1リーグ優勝を成し遂げ、シャーレを持たせていただいたのは一生の財産です。ここを離れても心の中心にあるクラブであることに変わりはありません。そして、皆さんの前でプレーできるようなステージに必ず這い上がってきますので、これからの自分を応援してくださるとうれしく思います」 「このクラブの一員としてサッカーができたことが幸せでした。アカデミー時代から10年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました!」 また、2シーズン在籍した長野のクラブ公式サイトでも以下のようにコメントしている。 「AC長野パルセイロを応援してくださる皆様 今シーズンで長野を離れることになりました。長野での2年間は良い思い出ばかりではなく、大半が辛いことでした。怪我で長期離脱をしたりピッチに立てなかったり、復帰したかと思えばまた怪我の連続で、正直もっとサッカーがしたかったです」 「チームに貢献できなかったことも、たくさん怪我をしたのも長野で成長したことも全て自分のせいでもあり自分の努力のおかげでもあります。辛いことが多い2年間でしたがたくさんのファンサポーター、長野の温かい人達の支えもあり2年間走り切れました」 「試合に出られなくても、スタジアムで24番のユニフォームやタオルを持っている人を見ると幸せな気持ちになりました。この2年間で長野県とUスタが大好きになりました。満了になりましたが、自分は必ず這い上がってきます」 「みなさんと同じ舞台、もしくはそれ以上のステージに戻ってくるので、これからも応援してもらえると嬉しいです。2年間本当にお世話になりました。ありがとうございました」
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