自己肯定感をあげる3つの読書改善テクニック|印象に残ったところは2重に折っておく
読書は好きですか? 気になる本はたくさんあるけれどなかなか読むまで至らない方も多いはず。 なぜ読書を習慣化できないのか?その要因の1つが「読書をする時間がない」こと。つい手が伸びてしまうSNSや動画配信サービスなどに時間を取られ、大量の情報やコンテンツを消費することに忙しく、読書が後回しになってしまっているから。では、どうしたらいいのか? 今年こそ読書を習慣化して、効率的な読み方も身につけたいと考えている人に向けて、本の要約サービス「flier(フライヤー)」を運営する株式会社フライヤー代表取締役CEOの大賀康史さんに、普段実践している読書術と効率的なインプット法を教えてもらいました。
1. 本を読む時間を決めて習慣にする
私は毎月10冊以上の本を読んでいますが、朝起きてから出勤するまでの時間や、夜寝る前に本に触れる時間を意識的に作っています。 朝は、私たちが運営する本の要約サービス「flier」で要約を読んだり、音声コンテンツを聞いたりしています。身支度している時間や通勤時間を使うので新たに時間を作る必要はありません。そして、実際の本で読書をするのは夜の1~2時間ほどです。考えを深めることができますし、一日の気持ちの整理に有意義な時間にもなります。 読書を始めるとまず自己肯定感が上がります。それを感じることが習慣化の第一歩になります。
2. 読書を駆動するのは「好奇心」
本を選ぶ上で一番大事にしているのが「好奇心」です。 好奇心が高まると脳内でドーパミンなどの神経伝達物質が出て、思考力や記憶力が上がると言われているので、興味の赴くままに本を手に取ることが一番効率がいいと思っています。 また、本を読む時は、まずタイトルと著者の略歴を見て、この本がどんな体験や目的をもとに書かれているのかを把握しています。事前に全体感を理解することで、読むペースは速くなり、吸収力も上がります。 読みたい本が見つけられないのなら、賞を取った話題の本をチェックしてみたり、先日発表した「ビジネス書グランプリ2024」(主催:グロービス経営大学院/flier)の受賞作なども参考に興味のある本を手に取ってみてもいいかもしれませんね。 もったいないからといって全部読もうとすると途中で辛くなって続かなくなることがあります。どうしても興味がわかないところは読み飛ばすくらい、強弱つけて読書を楽しむことを優先してもいいでしょう。