「青森の今年の雪のヤバみ」 窓から衝撃の光景…在住者「玄関を開けて絶望しました」
「早く日常生活が戻りますように…」 エールの声続々
日本列島が強い寒波に見舞われ、各地で大雪が相次いでいる。こうした中で、「青森の今年の雪のヤバみを1枚で伝える」。窓からの景色で、積雪量を伝えるSNS投稿が話題を呼んだ。青森・弘前に在住する投稿者に話を聞いた。 【写真】“最強寒波”の大雪、比較すると一目瞭然…実際の過去の光景 高く積もった雪。窓枠の3分の2以上を占めている。これが今季の「雪のヤバみ」だ。今年1月3日の投稿だ。 投稿者は、きのこ先輩(@sin5d)さん。「生まれも育ちも青森県弘前市のWEBエンジニアです。飯テロが趣味です」という。 ただ、この窓は自宅1階にある屋根から1メートル上に設置されているといい、窓の木枠は高さ約70センチ。地上から2階まで積もっている状況ではなく、きのこ先輩さんも投稿で補足している。 また、2023年1月下旬に同じ窓から撮影した景色を投稿しており、過去の様子と比較できる。過去の積雪は外の眺めが十分に見ることができ、今年の雪の多さがうかがい知れる。 きのこ先輩さんは「この窓が雪の多さの目安にしやすいので、大雪が降った時は記録として撮影しています。青森の今年の雪害がその時点ではあまり伝わっていないようでしたので、分かりやすいかと思ってポストしました」と説明する。今年の雪の質は「いつものサラサラじゃないのがしんどいです。本当に青森の雪じゃない感じです」とのことだ。 寒波が襲ったお正月。「たまたま一番降雪が多かった日にインフルエンザで寝込んでいまして、やっと動けるようになって玄関を開けて絶望しました。今年の正月休みは雪と微熱との戦いでしたね……」と振り返る。 現地の様子を伝えた投稿は2400件以上のリポストを集めており、「早く、ゲリラ豪雪が収まりますように!」「早く日常生活が戻りますように…」「雪かき大変ですね。頑張って下さいませ」などの心配とエールの声が届いている。 「紛らわしい構図だったとは思いますw 雪置き場は10メートル近いところも珍しくないので、2階まで雪があるというのも、まぁ否定もできないかなと……。何気ない普段の写真なのですが、『ヤバさ』を伝えることで、いろいろな支援につながっているならありがたいなと思っています」と反響の受け止めを語る。 日常生活に支障をきたすほどの災害レベルの豪雪。さまざまな支援も進められている。きのこ先輩さんは「もともとは広い幹線道路も、道路脇の雪の山で自動車がすれ違うのが難しくなっているところがまだまだあります。普段車で15分のところが1時間以上かかることもありますし、緊急車両が一緒に渋滞するしかない状態は困っていますね。みんな事故とけがには気をつけてほしいです。もはや人力ではどうにもならないレベルになっていますので、重機で除雪・排雪に携わられてる方々を労っていただくのが、現状で外からできる一番の支援かなと思います」と話している。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム