デジタル技術で迅速対応 DX機器活用し防災訓練【長野市】
大規模地震に備た防災訓練が3日、長野市で実施されました。訓練ではデジタル技術も活用され、迅速な対応を目指しています。 国交省の職員およそ90人が参加した訓練は千曲川と犀川付近で震度5強を観測した想定です。 被害状況を確認するために職員が被災現場へ向かいました。 そこで取り出したのはスマートグラスです。スマートグラスはスマホの電波を利用して被災現場の職員目線でリアルタイムの映像を送れるため、素早い災害対応への効果が期待されています。 ■職員 「被災の場所と被災の状況が分かるようなものをこちらに見せながら報告してもらっていいですか」 ■職員 「こちら千曲川左岸88・5キロ、千曲市若宮地先。全長70メートルに渡って堤防の亀裂が発生しました。」 これまではファックスやメールで現場の状況を送っていました。 3年前の訓練からデジタル機器も取り入れていますが完全に使いこなすには課題も残ります。 ■職員 「全然だめだった、なんか勝手にカチっと言って会議は入っているのだけど…なんか画面になってカメラもオフになっちゃったという状況でしたね。」 ■千曲川河川事務所・山邉満副所長 「なかなか新しい機械が多くて慣れないこともありますので、そういうところはしっかりと準備して使えるようにしたいと思います。」 今後はドローンなども災害対応に活用することにしてます。