【解説】スバル「クロストレック」ってどんなクルマ?サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
●グレード体系は「ツーリング」と「リミテッド」の2種類のみ クロストレックのグレードラインナップは、ベーシックグレードの「ツーリング」と、最上級グレードの「リミテッド」のみのシンプルな構成です。 基本構造は共通で、どちらのグレードもe-BOXERエンジンが搭載されFFとAWDが選べるようになっており、それぞれのグレードの違いは内外装の細かな装飾の違いと、装備の違いのみです。 フルオートエアコンや、キーレスアクセス&プッシュスタートなど必要最低限とも言える装備はツーリングにも装備されているため、必要となる快適装備に応じてグレードを選び分けるとよいでしょう。 新型インプレッサには、装備が限定される代わりに安価で軽量な純ガソリンエンジングレード「ST」の設定がありますが、クロストレックで選べるのはハイブリッドエンジンを搭載したe-BOXERのみです。 ●おすすめグレードはどっち? 装備差や装着オプションの違い 「ツーリング」は最低限の装備が備わるもののの、快適装備のほとんどがオプションとなっているベーシックグレード。「リミテッド」ほとんどのオプションが標準装備となる上級グレードです。 しかし、ほとんどの装備が「ツーリング」にもオプション装着可能となっているため、グレードによる装備差にそれほど大きくありません。 ただし差額を考慮すれば「リミテッド」の方がコストパフォーマンスは高いと言えます。 「リミテッド」にしか備わらない装備品およびオプション設定は以下の通りです。 ーーー ・アルミパッド付スポーツペダル ・LEDリヤゲートランプ ・自動防眩ルームミラー ・サンルーフオプション ・ファブリック表皮シート ※「ツーリング」グレードのシート表皮はトリコットになります。 ーーー これらの装備が目的でなく、装備を厳選したい場合は「ツーリング」を選んでも問題ないでしょう。 「ツーリング」にオプションで追加できる装備は以下の通りです。いずれも「リミテッド」では標準装備となっています。 ーーー ・フルLEDハイ&ロービームランプ&ステアリング連動ヘッドランプ+コーナリングランプ ・11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」 ・アイサイトセイフティプラス一部機能 ・電動シート(運転席シート自動後退機能付き) ・本革巻シフトレバー&シフトブーツ ーーー ステアリングヒーターとシートヒーター、ルーフレールは「ツーリング」「リミテッド」ともにオプションです。 インフォメーションディスプレイに追加できる純正カーナビゲーション機能も全グレードでオプション設定となっています。 ●価格はライバルのSUVと同等! 良くも悪くもコストのかけ方が違う新型クロストレック 新型クロストレックのグレードや車両本体価格は以下の通りです。 ・ツーリング:266万2000円(FF)、288万2000円(AWD) ・リミテッド:306万9000円(FF)、328万9000円(AWD) 価格は2モーターのストロングハイブリッドを搭載するトヨタ カローラクロスやホンダ ヴェセルといったライバルと同等にまで抑えられていますが、燃費性能ではやや劣っています。 しかし新型クロストレックに強みがないわけではありません。低振動・低騒音が特徴の水平対向4気筒エンジンと防振や防音性能が強化された新型シャシは親和性が高く、群を抜いて高い快適性と安全性が備わっています。 加えて、水平対向エンジンならではの低重心と、縦置きエンジンレイアウトによる良好な車体の左右バランスがもたらすハンドリングフィールも特徴です。 さらに新型クロストレックは操舵感の改善に大きく寄与する2ピニオン電動パワーステアリングが新たに採用されています。
Peacock Blue K.K.