【解説】スバル「クロストレック」ってどんなクルマ?サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
●「アイサイト」だけじゃない新型クロストレックの高い安全性 新型クロストレックには、大幅に性能向上が図られた新世代型「アイサイト」が搭載されます。 従来の約2倍にまで広角化された新型ステレオカメラと、二輪車と歩行者も検知可能な超広角の単眼カメラを組み合わせた3眼カメラに加え、制御ソフトウェア等の改善でより遠くの広い範囲までの監視が可能になっています。 さらに、カメラをフロントガラス取り付け式に変更したことで安定した動作環境を実現したほか、新型電動ブレーキブースターの採用により被害衝突軽減ブレーキの応答速度も高められました。 プラットフォームの改善により、従来から高評価だった衝突安全性もさらに向上。 先代同様に歩行者用エアバッグが装備され、衝突サブフレームを追加により相手側の乗員を守ることにも力が入れられています。 スバルのコネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」は、スマートフォンとの連携度合いを高めたほか、走行中の重大事故に際してのサポート機能も強化。 こうした高度な安全装備に加え、良好な運転視界確保や事故を誘発する運転疲労を軽減する総合的な車づくりがスバルの「0次安全」に基づくインテリア設計です。 ●e-BOXER(ハイブリッド)で燃費性能を改善! AWDには悪路走破性を高めるX-MODEも エンジン:水平対向4気筒エンジン+モーター トランスミッション:リニアトロニック(CVT) 最高出力:107kW(145PS)/6000rpm 最大トルク:188N・m(19.2kgf・m)/4000rpm モーター最高出力:10kW(13.6PS) モーター最大トルク:65N・m(6.6kgf・m) WLTCモード平均燃費:16.4km/L(FF)、15.8km/L(AWD) 新型クロストレックのパワートレインは、全グレード2.0L水平対向エンジンにモーターを組み合わせたスバルのハイブリッドシステム「e-BOXER」が搭載され、駆動方式はFFのと4WDが用意されています。 パワートレイン自体は先代モデルと共通でエンジンスペックも同じですが、モーター制御の見直しなどによりWLTCモード燃費はFFモデルが16.4km/L、AWDモデルが15.8km/Lへと向上しました。 また、新型クロストレックは液体封入式エンジンマウントの特性が変更されるとともに、トランスミッションの振動や騒音を抑制する改良を施されたことで、滑らかな回転上昇が特徴だった水平対向エンジンにさらなる磨きがかけられています。 AWDモデルには、クロスオーバーSUVであるクロストレックの最大の特徴となる「X-MODE」が搭載され、「DEEP SNOW・MUD(深雪・泥)」と「SNOW・DIRT(凍結・土)」の2種類のモードから路面状況に合わせて選択することで、悪路脱出時の駆動力を適切に制御してくれます。