【シンガポール】リサ・パートナーズ、不動産案件に初投資
NECキャピタルソリューション傘下の投資会社リサ・パートナーズ(東京都港区)は、シンガポールの賃貸型の工業不動産に投資した。同社にとってシンガポールで初の不動産投資案件となる。投資額は明らかにしていない。 シンガポールの特別目的会社(SPC)への出資を通じ、北部アドミラルティー・ストリートにある工業不動産「アドミラックス(Admirax)」に投資した。現地投資家との共同投資案件となる。リサ・パートナーズのシンガポール拠点で、現地のライセンスを持つリサ・パートナーズ・アジアが運用を担う。 アドミラックスは7階建てで、敷地面積2万1,622平方メートル、延べ床面積5万4,054平方メートル。研究所や物流倉庫とオフィス機能が一体化した軽工業向けのハイスペック工業ビルだ。 半導体をはじめとするハイテク分野の世界的な企業から中小企業まで幅広い企業が立地する北部ウッドランズ地域に位置している。半導体やバイオ医薬品など高付加価値な製造業の研究開発、製造拠点として35社以上に利用されている。 リサ・パートナーズは今回の発表について、「シンガポールの製造業の堅調な成長や、半導体、生命科学分野を中心とした高機能な実験、製造設備の利用に対する世界的な需要の高まりに着目した投資になる」とコメントした。