【50歳からの断捨離®道/キッチン編】片づけられない人の口癖は「せっかく」「もしかして」「めんどくさい」
断捨離とは他人のためではなく、自分のために行うもの
「自分にとって〝要・適・快〟なもの、つまり要(必要なもの)・適(ふさわしいもの)・快(心地よいもの)なものを見極める断捨離ですが、ほかにも大事なこととして〝自分のために行う〟があります。 断捨離は他の人のためではなく、自分のために行うもの。そしてやったらやった分だけ自分に返ってくる、つまりご褒美を与えてくれるというものなのです。 それでさきほど〝整えられた気持ちのよいキッチンは、このあと再びここで作業をする自分へのおもてなしになる〟と、お話したわけです」
「ガスレンジも使うたびにダスターで拭きあげています」(ときどきメラミンスポンジを使用) ガスレンジを選ぶ際はガラストップのものにこだわった。「背面に置いてあるキャビネットと冷蔵庫の扉がガラストップなので統一感をもたせたかった」ため。現在「ガラスがマイブーム」だそう。 「シンクやガスレンジを『使うたびに拭いている』と言うと、『えっ、いちいちそんな面倒なことできません』とおっしゃる方が多いのですが……全然面倒ではないのです。 面倒ではない、その秘訣。それは、ずばり〝モノをほとんど出しっぱなしにしないから〟。キッチンカウンターもキャビネも上には何も出しっぱなし、置きっぱなしにはしません。 そのため拭くたびに何かをどかす必要はほぼなく、ダスターやメラミンスポンジを手にすればさっと拭けるのです」
片付けやすい家の鉄則は〝ワンアクションで出せる・しまえる〟
「ワンアクションで取り出せ、ワンアクションでしまえる=出しやすく、しまいやすい。 それが片付けやすい家の鉄則のひとつです。断捨離では散らかりを問題とはしていません。むしろ生活していれば散らかるのは当たり前。散らかった後、散らかりっぱなしの『ぱなし』を問題としています。 だからお鍋も重ねて収納しません」 写真は、18歳のときから使っている鍋。考えた末、いくつかを処分してこの3つを残した。数を減らしたことで、重ねて収納せずに済み、取り出しやすくしまいやすくなったそう。