角田裕毅「アップデートは想定と違った」スペインGP以降苦戦続きの現状を語る…次戦ハンガリーGPまでのバランス改善なるか｜WEDNESDAY F1 TIME
角田は「ドライバーがコーナーに入っていったときに、バランスの上下の幅がさらに大きくなって、乗りにくくなったという部分もある」と発言。チーム内でスペイン、オーストリア、イギリスと3連戦でのデータをじっくりチェックしつつも、解析に手こずっていると明かした。 第10戦スペインGPでVCARBは大型アップデートを入れた結果、その前のレースであるカナダGPに比べて、大きくポテンシャルを下げる結果となった。 その翌週、第11戦オーストリアGPはスプリントフォーマットだった。3連戦の最終レースである第12戦イギリスGPはFPからウェット路面での走行が多くなり、データ分析が難しい状況となっていた。 角田はシルバーストンでの戦いについて「雨が降りつつ、水しぶきが飛ばないような路面を願っていた」と語り、ドライでの真っ向勝負よりも、力関係が出にくくなるウェットでの戦いを望んだと回顧している。 今季のF1は第13戦ハンガリーGP（7月19～21日）、第14戦ベルギーGP（7月26日～28日）と、2週連続開催を消化してからサマーブレイクへと突入する。VCARBはアップデートの機能性をしっかり解析して、再度カナダGP以前のように中団勢でも優位性ある位置で戦えるのか、注目したい。
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