メイドin栃木のスカイライン2ドアクーペ「インフィニティQ60」は日本で売らないのか?
日本で販売されている日産「スカイライン(V37型)」は、セダンのみのラインアップだが、かつてのスカイラインには、2ドアクーペも存在した。セダンよりも全高は低く、流麗なルーフラインが美しいクーペだが、実は現行モデルにもクーペのボディスタイルは存在する。世界一の魅惑ボディ、インフィニティ「Q60」についてご紹介しよう。 【写真】北米スカイライン2ドアクーペの内外装を見るならこちらから
■北米では、2016年に発売開始
アスリートのような塊感のあるフォルムや、メリハリのあるフェンダー、ボンネット、サイドビューなど大胆で動きのあるスタイリングが魅力的な現行V37 型スカイライン。昨年はNISMO仕様も登場して話題となったが、この凝った造形のV37にもしクーペがあったらどれだけカッコいいだろうと、と考える人は少なくないのではないだろうか。 冒頭でも触れたように、かつてのスカイラインには、R系時代からV系時代までクーペモデルが常に存在していた。クーペならではの流麗なスタイルによる迫力と存在感はなかなかのものだが、実はV37にもクーペモデルは存在する。 「インフィニティQ60」だ。残念ながら日本では販売されなかったのだが、2016年の北米国際自動車ショーで初公開され、セダンのQ50(=日本のV37スカイライン)から遅れること3年の、2016年に発売開始となっている。
■大人のGTクーペにふさわしい、上品で魅惑たっぷりのクーペ
フロントの表情や全体的なスタイリングはQ50に準じているが、ボリューム感たっぷりなリアフェンダー周りの造形がただならぬ雰囲気をまとわせており、小ぶりなリアコンビネーションランプと相まって、大人のGTクーペにふさわしい、上品で魅惑たっぷりのクーペだ。 Q60のデビュー当時のエンジンラインアップは3種類。155kW(211ps)の最高出力を誇る2.0L 直4ガソリンターボ(先代Cクラスと同じエンジン)と、224kW(304ps)と298kW(405ps)という出力の異なる2種類の3.0L V6ガソリンツインターボだ。トランスミッションはすべて7速AT。ただ現在は、2.0Lターボエンジンは現在ラインアップになく、3.0Lガソリンターボの2仕様のみとなっている。