「上半身カリカリで胸もなくなってしまい」テーマは背中・肩・胸の強化、筋トレに没頭するママが見せたビキニボディ
“夏が一番似合う男性・女性を決める”をテーマに全国で熱戦が繰り広げられているSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)。シーズン9戦目となる「関東予選」には各地から多くの選手が集い日々鍛えたボディを披露した。 【フォト】細すぎる上半身から脱却 関東で輝いた黒江の美ボディ そんな舞台でBIKINI MODEL部門tallクラス(161cm以上)の優勝を手にしたのが黒江玲生だ。
子を持つ母である彼女がボディメイクを始めたのは約3年前。コロナ禍をきっかけに出社できない時期があり、家で過ごす時間が多くなったのがきっかけだ。家で育児とリモートワークを行なう単調な日々は、かつての日常に比べるとかなりの余裕があった。 「運動不足ですし、この時間を使って痩せたいと思って、暇だったこともありYouTubeで家トレの動画を見ながらトレーニングをするようになりました。そうしたら腹筋が浮き上がってきたので楽しいなと思って、本格的にトレーニングに取り組むようになりました」 すっかり筋トレに没頭し、自信もついた。やがてボディコンテストに出場するようになるが、ある問題が発生する。もともと上半身が痩せやすい体質ということもあり、減量を経ると上半身が痩せ細ってしまったのだ。
「去年は結構絞れてしまって、上半身カリカリで胸もなくなってしまい、大会後のフィードバックでも(SSA代表の金子)賢さんに『上半身が細い』って言われてしまいました。なので、今年は上半身のアウトライン強化をテーマにしてきました」 強化ポイントは背中、肩、胸と見定めた。昨年まではモノキニ着用のBEAUTY FITNESS MODEL部門に出場していたが、今年はBIKINI MODEL部門に挑戦。アウトラインの評価がさらにシビアな環境に身を置いた。その中で妥協なく上半身のトレーニングに取り組み、下半身とのアンバランスを解消したことが今大会での優勝につながった。 「トレーニングはどちらかというと苦手なんですけど、なりたい体になるためにがんばれています。今回こうやってメダルをもらえてうれしかったです」と笑顔を見せた黒江。今後もさらなる高みに向けて歩を進めていく。 「次は12月の決勝大会を考えています。そこで勝つにはまだ上半身が細いなと思うので、もう少し筋量を増やしつつしっかりご飯を食べて、ひとまわり成長した自分を年末に見せられたらいいなと思います」
取材・文・写真/森本雄大