ユルさにリッチさ、さらに上品さも兼ね備えた、夏最強のシューズとは?
例年以上に暑さが厳しい今夏。正直、レザーのシューズを履くのがしんどい……なんてことも。とはいえ、真夏においてもレザーならではのリッチ感は頼りになるのも事実。ではどうすれば良いのかって? エスパドリーユという最上の選択肢があるじゃないですか!
スニーカーライクな履き心地をレザーでリッチに楽しむ!
気が付けば快適さ優先で、ついコーデがユルユルになってしまう夏の装い。足元選びもスニーカーやスポサンになりがち。確かに茹だるような暑さが続く今年の夏は、それも仕方がない……とあきらめるのは尚早です! だってエスパドリーユがあるじゃないですか! 農民や漁師の作業靴として誕生したと言われるエスパドリーユは、1930年代には富裕層のリゾートシューズへと進化。バスクシャツと並び、南フランスやスペイン北東部のリゾート地を象徴するシューズとなりました。 ジュートをコイル状に巻いたソールにスリッポンタイプのアッパーをくっつけたシンプルな作りは、ゆえに履き心地がソフトで実に開放的。それでいて数々のメゾンが夏シューズの定番として位置付けているように、ラグジュアリーな雰囲気を楽しませてくれます。 布製のアッパーでもその雰囲気は満喫できますが、スエードやスムースレザーでこしらえた一足なら、よりラグジュアリーかつ上品に。そろそろスニーカーは食傷気味という人は、今年の夏、大人のエスパドリーユに切り替えてみませんか?
夏こそレザーをアクセントに投入するってのもアリ
軽やかな生地感、涼しげなライトトーンでまとめた夏のさわやかコーデ。その足元に、スニーカーやサンダルを合わせることはもちろん良し。しかし、スエードのエスパドリーユを合わせることで、コーデが一段格上げされるのは確実です。レザーバッグもしかり、さわやかなだけで終始せず、レザーの上質感をアクセントにすることで、それは成立するってワケ。
◆ エルメス/あえてさり気なく、だからイイんです!
柔らかさと肌への当たりがスムースな、シェーヴル・ヴェロアを採用する「イザール」。そのスエードアッパーには、パーフォレーションによってシェーヌ・ダンクルのマイヨンが描かれています。両足を合わせないと現れない同モチーフは、遊び心とともにさり気ないラグジュアリー感を楽しませてくれます。