「これが献身というものだ」土砂降りの開会式で見られた“珍光景”にカナダ人記者は畏敬の念「すべてのジャーナリストたちに祝福を」【パリ五輪】
現地7月26日、パリ五輪の開会式がセーヌ川沿いで行なわれ、各国の選手団は、悪天候のなか船に乗って入場行進。スタート時から雨がしとしとと降っていたが、開始から1時間が経過したころには、中継映像にも雨粒が見えるほどの土砂降り状態に。そんななかパレードの裏側で見られた“珍しい光景”が一部で話題だ。 【動画】土砂降りの中、締め切りに間に合わせるべく…「これが献身というものだ」 現在SNS上で反響を集めているのは、記者席でパソコンと向き合っていたジャーナリストたちの姿。カナダ放送局『CBC』のレポーターとして活動するデヴィン・ハーロウ氏がX(旧ツイッター)に公開した動画には、その多くがパソコンと自身をポンチョで覆い、仕事道具を守りながら奮闘する様子が収められている。 夏季五輪では史上初のメインスタジアム外で行なわれた今回の開会式だが、このワンシーンを受けてハーロウ氏は、「雨のなかポンチョをかぶり、パソコンに向かい、締め切りに間に合わせようと頑張っているすべてのジャーナリストたちへ祝福を」と畏敬の念を表わすコメント。「これが献身というものだ」と文面に綴っていた。 頻繁にXを更新し、パリ五輪の現地情報を発信し続けているハーロウ氏。別の投稿では、大きな雨滴が写り込んでしまった会場の写真とともに、「土砂降りだ。本当に残念」と正直な心境をつづり、「でも、みんなはどう感じてる? 素晴らしいショーだろう? 素晴らしいイメージの数々だ」とフォロワーに問いかけていた。 なお、この開会式には計204の国と地域、難民選手団が名を連ね、日本選手団も93番目に登場。ブレイキン男子の半井重幸、フェンシング女子サーブルの江村美咲が旗手を務めた。パリで五輪が開催されるのは1900年、1924年に続いて3回目。今大会は現地8月11日まで17日間にわたり、32競技・329種目が行なわれる。 構成●THE DIGEST編集部