【マレーシア】理美容商材ビューティガレージ、再進出
理美容品やエステ用品・機器、化粧品の卸販売などを手がけるビューティガレージはこのほど、マレーシアの首都クアラルンプールに現地法人を設立した。新型コロナウイルス禍にあった2021年にマレーシアから撤退したが、再進出した。 現地法人ビューティガレージ・アジア(ビューティガレージ・マレーシア)を今月6日に設立。資本金は100万リンギ(約3,400万円)で、ビューティガレージが100%出資する。ビューティガレージの担当者によると、日本メーカーの理美容、エステ、ネイル、アイラッシュ関連の化粧品や機器をマレーシア国内のサロンに卸販売するという。 ビューティガレージは17年12月、シンガポールの日系企業HARUグローバル・ビューティーと同社のマレーシア子会社をグループ会社化し、マレーシアに進出。マレーシア法人の社名をビューティガレージ・マレーシアに変更し、翌18年8月に営業を開始した。しかし、コロナ禍で厳しい環境が続いたこと、日本の有力メーカーと販売代理店契約が締結できなかったことなどから、21年7月に撤退した。 同社の担当者は「コロナ禍が明け、再びマレーシアのサロンからビューティガレージのシンガポール法人への注文や問い合わせが増加傾向にある」と説明。「今後の事業拡大が見込めること、シンガポール法人とマレーシア法人の間で電子商取引(EC)サイトの共同運営や代表兼務といったシナジー(相乗効果)の創出が見込めることもあり、再進出を決定した」と話した。 ビューティガレージは03年の設立。理美容品やエステ用品・機器、化粧品の卸販売のほか、インターネットを利用した通信販売業や情報提供サービス、サロン向けの店舗設計・デザイン・施工やIT化・システム導入支援、人材育成サービスなどを手がけている。