【MLB】エンゼルスが巨人・菅野智之に興味を示す 米記者報道 先発ローテーションの一角として期待か
日本時間11月20日、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は海外FA権を行使してメジャー移籍を目指している菅野智之(巨人)について、エンゼルスが興味を示していることを報じた。モロシ記者は「MLBネットワーク」の番組内で「いくらかの関心があると聞いている」とコメント。米公式サイト「MLB.com」は「今オフ中のメジャー移籍を目指している日本の有名な投手は佐々木朗希だけではない」と菅野のメジャー挑戦について報じている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在35歳の菅野は2017年から2年連続で沢村賞を受賞。2017年には日本代表の一員として第4回ワールド・ベースボール・クラシックに出場し、準決勝ではアメリカ代表を相手に好投した(試合は敗北)。2014年と2020年にMVPを受賞するなど、日本球界を代表する投手の1人として活躍し、2020年オフにはポスティング制度によるメジャー移籍を目指したものの、メジャー各球団との契約交渉が不調に終わり、巨人残留を選択。それ以降は低調なシーズンが続いていたが、今季は15勝3敗、防御率1.67の好成績を残し、再びメジャー移籍を目指している。 モロシ記者は、菅野の比較対象としてドジャース、ヤンキースの名門2球団で活躍した黒田博樹の名前を挙げている。黒田は2008年に33歳でメジャーデビューし、39歳となった2014年までメジャーでプレー。7年間で通算79勝79敗、防御率3.45と堅実な働きを見せた。菅野が30代半ばでのメジャー挑戦になること、日本で十分な実績を残してきたことなどが黒田と類似していると考えているようだ。 エンゼルスは今オフ積極的な動きを見せており、すでにホルヘ・ソレア、スコット・キンガリー、カイル・ヘンドリックス、トラビス・ダーノー、ケビン・ニューマンらを獲得。今季の先発防御率4.97はメジャー28位の数字であり、計算できる先発ローテーションの構築が急務という状況のなか、実績十分の菅野には先発ローテーションの一角として期待を寄せているとみられる。