「酷いスカウティング」最強打者・大谷翔平に下された“見当違いの低評価”が再び話題に 「高校生レベル」の見方を覆す
打者専任となった大谷翔平(ドジャース)は、傑出した1年を走り切ろうとしている。 その凄まじさは何よりも数字が物語る。9月19日(現地時間)に敵地で行われたマーリンズ戦で3打席連続本塁打を含む6打数6安打、10打点、17塁打、2盗塁と大暴れ。メジャー史上初の「シーズン50本塁打・50盗塁」を飛び越え、「51-51」の金字塔を打ち立てた。 【動画】6安打10打点2盗塁!「金字塔」を達成した大谷翔平の全活躍シーン さらに現地時間21日までに「52-53」にまで伸ばした大谷は、本塁打、打点、OPSなど打撃9部門でリーグトップに君臨。多士済々のメジャーリーグでも屈指の強打者として確固たる地位を築いている。 そんな偉才がどれだけ声価を高めてきたのか。米球界内での価値を物語る“過去の評価”が小さくない注目を集めた。 クローズアップされたのは、6年前に米メディア『Sporting News』でジェフ・パッサン記者(現スポーツ局『ESPN』)が大谷についてまとめた内容だ。日本から鳴り物入りでやってきたルーキーは、記事で取材に応じたMLB球団の匿名スカウトから「バッターとしてのオオタニは普通の高校生レベルだ」と揶揄されたのだ。 たしかに当時の大谷は現在と比較して身体の線が細く、打撃でもミスショットや振り遅れる場面が散見。今ほどの打撃技術もなく、スカウトからの評価が辛くなるのは必然ではあった。 しかし、そこからわずか7年で大谷は驚異的な進化を遂げた。今季に関しては右肘を故障した影響で打者専任ながら、キャリア3度目のMVP受賞も確実視されている。とても「高校生レベル」とは言えない傑物となった。 当時の評価を知るファンは、X上で当時の投稿を再拡散。そして、「これ以上間違っているのは見たことない」「これだけ評価を間違えるのは酷い」「プロの仕事とは言い難い、酷いスカウティングだ」といった批判的な意見が散見した。 米球界での低評価を覆した大谷。来季から二刀流を復活させる予定でもあり、ますます進化が続くであろうスターの一挙手一投足から目が離せない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]