【川口オート・SSシリーズ戦】森且行はシリーズ戦ファイナル進出「症状は一緒なんだよ…」
川口オート「スーパースターフェスタ2024 ~SG第39回スーパースター王座決定戦~ ~スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」は30日、4日目を開催した。森且行(50=川口)は準決勝戦2着でシリーズ戦ファイナル進出。懸案の跳ねは…。 苦しみながらも優勝戦切符をつかみ取った。シリーズ戦ファイナル進出は2019年以来5年ぶり。決定戦の一つ前というお祭りムードと緊張感が混在する大晦日恒例の晴れ舞台に、森が帰ってきた。 「優勝戦に乗れたのは良かったし、うれしい。でも症状は一緒でドドドが直らないね。思い切り突っ込むと車を押さえられずに流れてしまう。エンジンもいろいろやったら粗くなってしまった…」 だが、そんな中でもここまで4走は1、2、4、2着とまとめてきた。試走は2日目以外は一番時計を計時。「道中は余裕がある」「エンジンは行こうとしている」と話したように、マシンの素性が悪くないことは明らかだ。機力をフルに生かせる状態に持っていくこと。今の森の課題はこれに尽きる。 「タイヤ優先だね。交換して練習で確認するしかない。エンジンも替えたシリンダー、ピストンを点検して戻すことも考える。良くなれば試走からもう少し出るはずだから、その辺りで判断してもらえれば」 昨年4月に大ケガから復帰後、まだ優勝はない。だが、結果は二の次。まずはいい状態で目いっぱい走ることがファンへの何よりの恩返しになる。足周りを気にせずグリップを全開で開けられれば…、数字は自然とついてくる。
東スポWEB